大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- プロローグ「ある初夏の日」 ( No.9 )
- 日時: 2016/04/01 09:46
- 名前: 如月 自由
あいつが俺にずっとひっついてくるせいで、俺は色々な迷惑を被っている。
まず一つ目、「御代兄弟ってデキてるんでしょ?」とまことしやかに噂されることだ。
そのせいで所謂「腐女子」の方々にアブナイ目で見られるのが本当に怖い。
二つ目、「志雄くんは皆のものだ!兄だからって独り占めするな!」とあいつのファン(男も女もどちらも)から敵視されることだ。
むしろ特典でもつけて押し付けたい。もらってください頼むから。
三つ目、正樹も挙げた通り、「私より弟くんの方が云々」という理由ですぐ彼女から振られることだ。
酷い時は十日も続かなかった。あいつのせいで何度振られたと思ってる。
これらは百歩譲ってまだ我慢できるとしよう。
しかし。しかしである。
兄を追っかけて同じ高校同じ生徒会に入ってきた挙句、人目を憚らず抱き着いたり愛を叫んだりする弟は如何なものか。
最近はまだマシになったが、前までは教室に押しかけてきたのだ。
しかし誰からもお咎めなし。イケメンだから全て許されるのだ。
そして一番嫌なのが、場所を考えずに隙あらばズボンの中に手を入れてくることだ。
お前兄貴の息子を愛でてそんなに楽しいか。
PR