「……やっぱり、副会長が無理矢理でしょうか」睦月が微笑んだまま、真剣な声色で言う。「きっとそう。それで、会長は拒否し切れずに流されて」「日毎に行為はエスカレートして」「そのうち処女を奪われて」「どんどん体を開発されて」「だんだん心まで奪われて」そういう会話をしている、とバレないように淡々と、睦月と私は言い合った。示し合わせたような会話を続けられるのは、いつもこういう会話をしているからだろう。「終いには副会長の____」そして、睦月が一度言葉を止め、私と視線を合わせた。