大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 第1話「確信犯の眠いふり」 ( No.25 )
- 日時: 2016/04/01 09:50
- 名前: 如月 自由
「じゃあ、会議を始めるか。今日の議題は『体育祭』について」
そう言いながら俺は、手元の資料に目を落とすよう促す。
これは昨年度までの体育祭の、練習日の日程や係などのデータを俺がまとめ、プリントアウトしたものだ。
体育祭は例年六月上旬に行われる。
つまり今は五月上旬なので、あと一ヶ月ほどなのだ。
「一年は初めての大仕事だな。二年は分かってると思うが、ここで支持率を下げるような真似をしたら七月に行われる選挙で落とされるので、心してかかるように」
「「はい」」
志雄と庶務担当の一年生、沼津 新汰が真剣な面持ちで頷く。
今年の三年がボンクラなのか、はたまた今年の一、二年が優秀なのか。
今の生徒会役員に三年は一人もいないのだ。
会長、会計、書記が二年、副会長、庶務が一年、という割り振りになっている。
ちなみに言えば女子は書記に一人いるだけだ。かなり偏っている。
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