大人二次小説(BLGL・二次15禁)

第1話「確信犯の眠いふり」 ( No.37 )
日時: 2016/04/01 09:55
名前: 如月 自由

「なら門は二つあるから、誰がどちらの門に立つか決め「組み合わせなら一通りしかない」
猛烈な勢いでポスターにペンを入れながら、小貫が口を挟む。
「……何でだ?」

問うと、小貫は顔を上げずに答えた。
「会長と副会長を同じ門に立たせれば、人がそっちに集中する。
だからと言って副会長と向山を同じ門に立たせる訳にはいかない。
四人いるから当然二人ずつ。だから一通り。
会長と向山、副会長と沼津」

小貫はそう言いつつも「でも」と付け加える。
「副会長と向山が一緒に配りたいならそれでも構わない」

……どうやら、小貫は他人に興味がなさそうで、案外人間観察をしているようだ。
案の定、氷智も志雄も嫌そうな顔をしていた。