「……よい、しょっと」寝たままの志雄から布団を引っ剥がし、そのまま無理やり着替えさせる。それでも志雄は寝ていた。そのうち、志雄の体に跨り服を脱がせているこの行為が、無性に馬鹿馬鹿しくなってきた。なかなか危ない光景に見えるだろうが、仕方ない。下のズボンは引っ張るだけでよかったが、上のTシャツが曲者だった。しかし何とか脱がし終わり、制服を取りに立ち上がった。そして、制服のズボンを下から少しずつ着させていった。