「……兄ちゃん?もうすぐ出なきゃいけないのに何やってるの」不思議そうな顔で志雄がドアを開けた。俺は思わず舌打ちし、志雄を睨んだ。「誰のせいで勃ったと……!」「……あ、そっか。僕のせいか」納得したような顔の志雄。「クソ、あと三分しか……」俺が焦りながら時計を見ると、志雄が屈んで言った。「兄ちゃん、僕なら兄ちゃんを三分でイカせられるよ?」俺は時計を見、志雄を見、悩んだ。しかしこいつのことだ、何をやらかすか分かったもんじゃない。