大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: おそ松さん短編集※R指定多め ( No.23 )
- 日時: 2016/07/11 19:41
- 名前: やさいとう ◆6A.DFLIxA2
英検の2次も終わったしくそ久しぶりの更新〜っ
カラおそ(先生×生徒)
俺が苦手とするセンセー。
「あちい…」
パタパタと手を団扇代わりにしてあおぐ。すると手首をつかまれた。
「おそまあつ?問題が解けていないようだが?」
トントンとただ広げられただけのノートを指でつつくカラ松センセー。俺は小さなため息をついた。
「だってえ、こんなんとけないよお」
「じゃあ放課後レッスンだな」
「っはあ!?ふっざけんな!!」
「おそ松が解けないのだから仕方がないだろう?」
そういうと俺の髪をぐちゃぐちゃと乱すカラ松センセー。ああ、うざい。うざいうざいうざい!!
無駄に正論なのもむかつくし、それに他の生徒がわからないと言ったらいちいち補習なんか呼ばないですぐ教えるのに!
他の奴らには好かれてるね、だの仲良いね、だの言われるが逆に俺は嫌われてると思う。だっていちいち口うるさいんだ。俺だけには。それにあまり優しくない気がする。
「…ああ、ここはだな…」
ほら、他の奴には教えてる。心の中で舌打ちをしてカチカチとシャーペンをノックすると問題に向き合った。
わかってなかった。この問題も、カラ松センセーの俺を見る目に青い炎が宿っていたことも。
放課後。
「おそまあーつ?」
「っち、はいはいいくっつーの…」
この人にはどうしてこうも行動をよまれてしまうのか。真っ直ぐに下駄箱に向かおうとしていた俺はカラ松センセーに捕まり、今は2ー1に残って数学のプリントを解いている。
唯一の優しさと言えば、ついているエアコンくらいか。
「どうだ?解けるかおそ松」
「…解けてたら俺は今ここには居ません」
「っはは、だな」
爽やかに笑う。気にくわない。
「ああ、これか。ベースは中学で習った素因数分解だぞ?」
「?」
「…」
どれぐらい経ったのだろうか。辺りはあっという間に真っ暗に。センセーは両手でおぼんを持って足でドアを開けて入って来た。
「親御さんに電話しといたぞ、ほら飲め」
「あざーっす!お菓子もあれば嬉しかったなあ、なあんて…」
「言うと思って…ほら」
「えへへ、ありがとー!」
センセーが出してくれたロールケーキを頬張り、麦茶で流しこんだ。
「ぷはあ、うまあ」
「…おそ松、口についてるぞ」
俺の口についてるロールケーキの食べカスをとってくれているカラ松センセーと目が合う。
青色を帯びているその目は射抜くように俺を見つめて、不覚にもどきっとしてしまった。