大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: おそ松さん短編集※R指定多め ( No.25 )
日時: 2016/07/12 19:23
名前: やさいとう ◆6A.DFLIxA2

長編っ!夏の学生カラおそ。いつかr指定予定。予定は未定。笑

夏恋は馬鹿がひく。

夏風邪って馬鹿が夏に風邪をひいて、熱で熱いのにその熱さを「夏だから暑いんだあ!!」と風邪をひいてることすら気付かない奴のことを指しているらしい。
 何が言いたいのかっていうと、この熱さを夏の暑さとかんじがいせず、恋をしているから熱いんだと分かる俺ってけっこー馬鹿じゃなくね?ということだ。

「はあ…」

 いや、いやいやいや…そういうことじゃねえよなあ…
 持ったままのシャーペンをカチカチと鳴らして窓側の俺は校庭を眺める。
 校庭には今学期は終わるから最後はプールじゃなくて、ドッヂボールをしましょうーっと言ったであろう体育教師とボールを持っている、俺の想い人が居た。
 ドキン、と胸が高鳴る。ボールを投げる。あいつのボールに当たった奴が外野に出る。…あ、当たったの一松じゃん。あいつは申し訳なさそうに頭を下げる。
 いや、そーいうゲームだからしょーがねえんだっつの…
 思わず、笑みがこぼれた。すると何故か此方を見上げたあいつと目があう。あいつの頭にはボールが直撃。いたそー…
 そこで、チャイムが鳴った。あいつは頭をさすりながらもう一度こちらを見やる。手をふられたので小さくふりかえすと、一松と昇降口に向かっていく。
 ツキン、と胸が痛む。いつの間にか終わりの挨拶が終わっていたことにも気付かずに、俺は

「カラ松…」

 とだけ呟いた。