大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: 文スト 〜太中連載中〜 R18 その他CP有り ( No.108 )
日時: 2016/11/23 18:21
名前: ぽぺぽぺ

「そろそろ…再開しようか。」

再び乳首の周りで大きな円を描くように万年筆を動かす太宰。

「…万年筆どんどん中心に近くなっていってるよ………」

感覚でも分かる。
このままいけばあと数秒で中心へ到達するだろう。

「あと少しだよ……………」

ジリジリと中心へと近づいてくる万年筆。

あと少し…あと少し………………


スッ

中心まであと数ミリというところで、またしても万年筆が体から離れた。

「………ふふ…もう触って貰えると思った?
残念でした。
……今日はたくさん焦らすって言ったでしょ?」

目が少し慣れてきたのか、太宰の体の輪郭がぼんやりと写し出されてくる。

大きな体。
線は細いが、男の体だ。


というか、太宰にはこの暗闇の中、俺の顔や姿が見えて見えているのだろうか。
見えてるのだとしたら目を解剖して太宰の眼球を隅々まで観察したい。
最も自分には眼球の知識なんてものはないのだが。

「…………中也……なんか別のこと考えてる。

お仕置き。」

何故分かるんだ。
本当に恐ろしい。
って、お仕置きっ…………!?

スルッ

「……………………ひっ……………」

いきなりの乳首への甘い刺激。
一瞬頭が真っ白になった。

(…………て、待て、俺…今………………)

「中也」

ベッドサイドのランプが点灯した。
いきなりの明かりに目が眩む。
が、俺には はっきりと見えてしまった。

「ゲームオーバー…だね。」

……砂時計上部の最後の砂が下部に落ちるのを。



ーーーー

すみません!
一度投稿したものを間違って消してしまったので同じ内容になりますが、再度投稿させていただきました!!!

続きは近いうち……あの、ほんとに近いうちに!!
投稿します!!はい!!!

………しますよ?ちゃんと!

Re: 文スト BL!! 〜太中連載中〜 R18 その他CP有り ( No.109 )
日時: 2016/11/24 22:56
名前: ぽぺぽぺ

そっと顔を太宰へ戻す。

パチッ

太宰と目が合った。

「ふふ…中也、すごい顔……
なんていうか……<<絶望>>って感じかな?」

「…るっせ……つか、ゲームオーバーっつっても具体的になにすんだよ」

「んー…そういえば決めてなかったなぁ……」
「じゃあ今すぐ俺を開放しろ。」
「それだけは嫌。
……うーん………そうだなぁ…………」
太宰は額に万年筆をあて、目を瞑り、しばらく停止していたが、いきなり目を開いて、俺の手首の拘束を解き、言った。

「この分は未来の自分へ取っておくことにするよ。」

「……んだそりゃ…じゃあ、今はとりあえず開放、てことでいいのかよ。」

「まぁ、そうだね。」

ふと、さっきまで拘束されていた手首を見る。
痛みや違和感こそないが、拘束されていた部分は痛々しく赤くなっていた。

「散々弄びやがって…………明日 俺の腕に異常なんか出た時には殺してやるからな…」

「それはありがとう。楽しみにしてるよ。
……ところで………」

「なんだよ」

「…眠いから寝ていい?」
「誰のせいでこんな夜中まで起きてるとおもってんだ……勝手にしろよ。俺も自室で…」
ベッドから出ようとすると、太宰に腕を掴まれ ベッドへ引き戻された。

「………なんだよ…………」
「中也もここで寝て。」
「…理由を言え。」
「ベッドが広いから。」
「手前な……ッ」

太宰の顔を見る。

「……なに、暗い顔してんだ。」
「………してないよ。
…………中也に勝負で勝ったんだ。この上なく最高の気分だよ。そして私はこの最高な気分のまま中也と寝て最高の夢を見るのさ。」

「勝手に見てやがれ。」
「見させてもらうよ。
明かり、消すね」

明かりを消すと、部屋は暗闇と化し、静けさが部屋を満たした。

目を閉じる。

そこも暗闇だった。












「………………もしも、私がマフィアを抜けるって言ったらどうする?」

深い深い暗闇の中、太宰が言った。

「……抜けるのか?」

しばらくの間があった。

「もしも、の話だよ。」

太宰がマフィアを抜ける………
きっと冗談だろう。
だが、この質問にはふざけた答えが出来なかった。

「…前々から買ってあるペトリュスを開けて俺のストレスの根本が目の前から消えてくれた祝杯をあげる。」

……前々から決めていたことだ。
太宰がもしも、マフィアを抜けるその時がきたのなら高級葡萄酒[ペトリュス]を開け、祝杯をあげる。

だが 口に出すとなんともいえぬ切ない気持ちが心に満ちた。

「そっか……私はね、マフィアを去る時がきたらとびきりの爆弾を中也の車に仕掛けようと思うよ。」
「本当にしたら殺す」
「祝杯をあげてくれる上に殺してくれるなんて…中也って実はいい人だよね。」
「っるせーな…寝るなら早う寝ろ」

「そう…だね。おやすみ。」


そうして訪れた三回目の沈黙は、今まで体験したことのない、とても深いものだった。

〜〜〜〜

あれ?ラスト暗いな……………
自分の思うままに書いても当初に想像していたものと違う展開になることってあるんですね…(汗)



次回からは織田作×太宰の小説を書いていきたいと思います!!
左右どうしようかしら………
妄想フル回転です!グルグルグル((