大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: 文スト BL!! 織田作×太宰 ※太宰さん多め R18 ( No.117 )
- 日時: 2017/01/08 22:04
- 名前: ぽペぽぺ
それから俺は言われた通り 黙って太宰に付いていき、さほど時間も掛からず ホテル…所謂、ラブホテルへ来ていた。
部屋は静かで、物音といったら太宰が使っている備え付けのバスルームから聞こえるシャワーの音くらいだ。
俺は、特に何もする事が無かったので、広いベッドに腰掛け、ただ ボーッとしていた。
…安吾が行方不明になって1日。
たった1日。
今まで、酒場で巡り会えずに1日会わないことなんて数え切れない程あった。
最近は3人揃って酒を呑める方が特別に思えた。
なのに、今日はやけにいつもの酒場が寂しく、静かに感じた。
1人で呑んでいる時よりも、静かに感じた。
スッ…と、目を閉じる。
瞼の裏には、3人で、酒を呑む俺達の姿が焼き付いている。
そして、頭の中には安吾が二重スパイなのではないかという疑いの言葉がうるさく回っている。
もしも、もしも安吾が二重スパイであったのなら
…もう、3人で酒を呑むことは出来ないのだろうか。
今までの様な
"ただの友達"
には、戻れないのだろうか。
目を開く。
目の前には、太宰がいた。
「あれ、起きてたの。
ピクリとも動かないから座りながら寝ているのかと思ったよ。」
「…早いな。」
「………うん。
体を軽く流してきただけだからね…
風呂は、君と会う前に一度入ったんだ。」
「そうか。」
部屋に沈黙が流れる。
「…質問をしていいか?」
俺が言うと、太宰は顔に笑顔を貼り付け
「いいよ。」
と言った。
「何故、服を着ずにバスローブを着ているんだ?」
質問を言い終わらない内に、俺は、太宰に押し倒されていた。
気付くと、俺は、太宰に押し倒されていた。
異能でみた状況と全く同じだ。
「……君の天衣無縫は、5~6秒後の未来を君に見せる…。だったら、少なくとも6秒以内に何かアクションを起こせば、君はそれから逃れることが出来ない。」
俺は、太宰をただただ見上げる。
「そして、今は私が君の体に触れているから、君は異能を使うことが出来ない……。」
……太宰がニヤリと笑う。
子供には似つかわしくない笑い方をする。
マフィアの、ポートマフィアの幹部の顔だ。
自分の感情を深く、深く隠す顔。
「もう一度、言うね。
織田作、私を抱いてくれないかい……?」
俺は、返答に困った。
ここで肯定してしまったら、果たして 俺達は元の関係に戻ることが出来るのだろうか。
部屋にまたしても長い沈黙が流れる。
一生続くのではないかと疑いたくなる程、その沈黙は続いた。
しかし、その沈黙は、永遠のものではなかった。
「………ごめん。いきなりこんな事を言われても混乱するよね。
………聞いてくれるかい?
今日、私があの酒場へ行った理由を………。」
太宰は、ゆっくり 話し始めた。
〜〜〜〜
前振りが、長い。
はい。
でも黒の時代の物語って、深すぎて考えずには居られない……あぁ…
次回おそらく18禁突入します!!