大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: 色々BL書くよ(文ストほのぼの更新) R18 ( No.18 )
日時: 2017/02/12 22:33
名前: ぽペぽぺ

黒兔様リクエスト!

文豪ストレイドックス

太芥 日常ほのぼの


コンコン ガチャ

「失礼致します。
先日の抗争のレポートの提出に伺いました。」

「うん。ありがと」

………突然だが、太宰さんと僕は付き合っている。

しかし、歴代最年少幹部である太宰さんと、マフィアの中でまだまだ下っ端の僕とでは地位の差があり過ぎる。

ということで、昼間の間は任務だけに集中することにしていた。

僕は、太宰さんの机の上にレポートを置き、足早に幹部室から出ようと、振り返り扉へ向かい 歩く。

そこまで長い距離ではない為、すぐに扉の前へ辿り着いた。


….ドアノブに手を掛けようとしたその時

「ねえ、芥川くん。」

突然、太宰さんに声をかけられた。

「はい。なんでしょう?」

内心とても驚いたが、表に出さぬように なるべく無表情で振り返る。
すると、太宰さんは僕の顔をじーっと見つめていた。

「な、なんでしょう…?」

たじろぎ、もう一度尋ねる。
が、太宰さんは僕の顔を見つめたまま、微動だにしない。

どうすれば良いのかも分からず、とりあえず太宰さんと目線を合わせる。

……これ以上太宰さんと目が合っていては、顔が火照るかもしれない…

ふと、頭の中でそんな事を思った時、太宰さんがゆっくり口を開いた。

「……それだけなの?

………………?

「まだやり残したものがございましたか?」

「そーじゃなくてさーなんか、あるでしょ
…私たち、付き合っているのだよ?」

………えっと………?

「キスの一つくらいしてくれてもいいのではないのかい?」ニヤ

!!
キ、キス………

「…20秒の間、目をつぶっているよ。」

………その間に、キスをしろ。と…?

「では、よーいスタート!」

その明るい声と同時に
太宰さんは宣言通り目をつぶった。

…僕は、ゆっくり太宰さんに近づく。

太宰さんの前まで来ると…恥ずかしさが込み上げてきた。




……恥を捨てよう。

チュ

触れるだけのフレンチキス。

唇を離してから
2秒くらいたっただろうか。

太宰はバッと目を開け言った。

「…どこに、とは指定していないのに、唇にキスしてくるあたり、ほんとに君は可愛いね。」

えっ…………///

「……太宰さん…意地悪です。」

「うん。…そーかもね」

いきなり服の襟を捕まれ、体制が崩れる。

「うっわ…な、なにすr…」

「今夜、部屋で待ってるよ。龍之介…」

吐息が掛かるほどの耳のすぐそばで、太宰さんの声が鼓膜を震わす。

「っな…」

「あはは!顔真っ赤…」

「っ…し、失礼致しました…」

僕は、火照った顔を隠すようにして幹部室をあとにした。

……今夜……………か。
早めに、残りの仕事を終わらせよう。