大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: 色々BL書くよ(コメ返)R18 更新再開 ( No.33 )
日時: 2016/06/26 22:50
名前: ぽぺぽぺ

切ない芥川さん…投下です。





醜い世界で育った。
希望、夢、助け、全てを許されない世界。

大人が全て 子供は奴隷。






そんな世界で













手を差し伸べてくれたひと















言葉では表せないくらいの幸せをもらった。












愛をもらった。














なのに















何故僕から離れてしまったのですか












こんなに












愛しているのに。






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



目が覚めた。


枕を見ると、小さな染みが出来ている。


(また…忘れられなかった。)

あの 人のことを朝起きたら忘れられていたらいいのに。
何度願ったことかもう分からない。


時計を見ると、まだ夜中だった。


僕は、静かにベッドから降りると、服を着替え外へ出た。


訪れたのは、夜中でも昼間のように光が瞬くネオン街。

しばらく歩いていると


「ねえ、君 今暇?」

男に声を掛けられた。


…ネオン街の眩い光は、寂しさを紛らわしてくれる。
一時的に、あの人を頭から引き剥がしてくれる。

〜〜〜〜


「っハァ…ハァ…」

男の荒い呼吸が聞こえる。


僕と男は、すぐに近くのホテルへ入った。

そして、[行為]をしている。

「っは…ふ…あっく…や、ぁ……」
「すごい声だね…悦んでもらえて嬉しいよ。」

この行為は好きだ。
コレをしている間は、無心でいられるから。
ただ快感に身を委ねていられるから。
…あの人を、忘れさせてくれるから。




体を繋げて快感を貪るだけの行為。

悲しさなんてない。寂しさもない。

もう、涙も枯れてしまった。



僕は今日も貴女を忘れることが出来なかった。
何処へ居るのですか。
貴女の隣には今、誰が居るのですか。
僕がいた場所に
今は
誰が居るのですか。

会いたい。
そして
また
嘘でも


愛して欲しい。


ああ
今日も
いつもの
夜が来る。