大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: 妄想爆発 BL色々書くよ(予告&コメ返 )(文スト多)R18 ( No.72 )
- 日時: 2016/08/26 23:20
- 名前: ぽぺぽぺ
文スト
森×太宰→中也×太宰いきます!!!
▲▼▲▼
その夜
私は思い出した。
逃れられない恐怖を。
痛いくらいの快感を。
ずっと忘れようとしていた。
忘れかけていた。
私は思い出した。
自分の愚かさを。
▲▼
「ふぁ〜……眠い……」
時は丑三つ
草木も寝静まる頃、太宰は1人エレベーターに乗っていた。
エレベーターが向かっているのは、最上階。
つまり、首領室だ。
「こんな時間まで仕事をする羽目になるなんて…資料提出したらすぐ寝よう。」
太宰は独り言を呟くと、大きくため息をつく。
(今日は…なんか不穏だ……何もなければいいのだがねぇ…)
チーン
考え事をしているうちに、エレベーターは目的地、最上階へ辿り着いた。
「考えていても…仕方ないか」
最上階は首領室のみの階になっているため、廊下が長い。
太宰はサイドにある花瓶に注意をおきながら赤いカーペットの敷かれた長い廊下を歩いた。
…この廊下を歩くと、条件反射のように冷や汗が滲む。
太宰はなるべくものを考えぬようにして廊下を歩いた。
長い廊下をしばらく進むと、目の前に重厚な扉が近づいてくる。
太宰は扉の前で足を止めると、数回深呼吸をし、扉に手を伸ばした。
コンコン
軽やかな音が廊下に響く。
「太宰です。資料を提出しに参りました。」
しばらくの間。
この間にこの中にいる人物は太宰には見られてはいけない「何か」を隠しているのだろう。
その何かは本なのか、パソコンのデータなのか…太宰に知る余地はない。
「入りなさい。」
部屋の中から声が聞こえると、太宰は再度 深呼吸をし、ドアノブに手を伸ばした
「失礼致します。」
少し重い扉を開くと、そこは薄暗い首領室。
太宰はローテーブルの上座に座っている人物を見た。
森 鴎外
ポートマフィアの首領。
その目で1つ睨まれれば相手は腰を抜かし、逃げゆく。
「資料提出か…ありがとう。」
「いえいえ…では、ここに置いておきますので…」
いつもなら、ここで終わっていた。
今日も、ここで終わる筈だった。
しかし
「太宰くん。」
「…………はい。なんでしょう…?」
森は、自分の正面のテーブルの上座を手で優しく叩く。
「ここへ、持ってきてくれないか。」
「…はい。承知しました。」
(首領の前に資料を置けば、自室へ戻ることができる。できる。できるはず…っ)
ゆっくり、ゆっくり足を進める。
森は、そんな太宰を行動をじっ…と見つめていた。
「では…こちらに置いて置きます。」
太宰は資料を森の目の前に置く。
と、不意にその手が掴まれた。
「…いかが、なさいましたか?」
(いけない、声が震えた。)
そう思った時はもう遅かった。
「声が震えているね…どうしたの?」
「いえ、なんでも……」
「嘘だね、少なくとも今 君は動揺している、何故か?私に手を掴まれたからだ。
何故 私に手を掴まれて動揺しているのか…それは………」
「此処で私としていた行為を頭に浮かべたからだ。
…………何処か弁解する部分はあるかね?」
「…………いえ、仰る通りです。」
「なら、クイズを出そう。これから私が言わんとしていることを考え、行動してみなさい。」
「っ…………。」
「君なら、分かる筈だよ。太宰くん。」
(嗚呼…やはり………私の感はよく当たる。)
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一旦止めます!!