大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: BL色々書くよ(森×太宰C)(文スト多)R18 ※鬼畜多数 ( No.83 )
- 日時: 2017/01/08 00:59
- 名前: ぽぺぽぺ
中也side
首領室から出ると、俺は大きな溜息をついた。
首領の前で知らぬ間に緊張していたのか、体が軽くなる錯覚に陥る。
ふと、隣で微動だにしない太宰を見る。
太宰は、下を向いて黙っていた。
少し長い崩れた髪で表情を読み取ることはできない。
「…………戻るか。」
俺は沈黙に居た堪れくなり、わざと明るめの声で言った。
俺が歩き始めると、太宰もゆっくり後ろを付いてくる。
腰が痛むのだろう。すり足で少しずつ、しかし、必死に俺に付いてこようとする太宰に不覚にも微かな可愛らしさを感じた。
エレベーターへ乗り、何階か下がり降りる。
そこは、首領室には劣るが十分立派な造りや装飾品を施してある幹部室のある階だった。
俺は慣れた動きで一つのドアの前まで行くと、太宰に渡されている合鍵で鍵を開け、中へ入った。
太宰は何も言わずただ俺の後を付いてきて部屋に入った。
幹部室は大きな仕事場はもちろん、仮眠ベッド、簡易キッチン、さらにはバスルームまで完備されている。
「風呂入るか?」
後ろを向かずに質問を呼びかける。
数秒間が空いた後、ひどく掠れた小さい声が微かに鼓膜を震わせた。
「あぁ」
肯定の返事だ。
俺は足早にバスルームへ向かうと、電気を点け、タオルがあるのを確認し、バスルームから出た。
「ありがとう」
太宰は聞き取りづらい声で囁くと、バスルームへ入っていった。
〜15分後〜
「…………遅く、ねぇか…?」
しばらく待っているが、一向に上がる気配がないばかりか、バスルームから物音一つしない。
(まさか…気絶してるなんてことはない…よな?)
ゆっくりバスルームへ近づく。
何故ゆっくり近づいたのかは自分でも謎だ。
「おい、生きてるかよ」
…………………………。
応答無しか…
「入るぞ」
俺は、そう太宰に呼びかけるとバスルームのドアを開けた。
そこには……………
〜〜
中途半端&短いですが、一旦切ります!!