大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: おそ松さん[気分更新] ( No.6 )
日時: 2016/07/28 13:09
名前: ゲロ娘

#おそ一「アンタのせいでしょ」:3


結局許してしまう自分が嫌いだ。兄の情けない笑顔が嫌いだ。僕以外の誰かに興味を持とうとする兄が嫌いだ。例え、その素振りが罠だとしても、おそ松兄さんが他の奴等と暇潰しをしてしまうくらいなら、僕は罠にだって掛かる事が出来る。
馬鹿で残酷な兄がいつ僕に興味を抱いてくれなくなるかなんて分かってるのかも知れない。でも認めたくない。確かめたくない。ゴミクズの僕を無視することなんて簡単なんだろうけど、それでも兄さんがこうやって僕を暇潰しに利用してくれる事で僕はほんの少しだけ求められてるって分不相応な感情に浸ることが出来た。

「どうする?家帰る?ああ、でも母さんたちいんだよね〜…」

兄さんはガキみたいな笑顔で聞いてきた。確かにこんなこと母さんだけには知られたくない。僕みたいな人間産んでもっと後悔しちゃうだろうし。

「ラブホは…?」
「馬鹿ッ、金欠だっつの。一松は?」
「僕も…さっき使った…」

後ろで餌をたいらげ、眠ってしまった猫たちと空になった缶を見やる。すると兄さんは思い付いたように目を丸くするとまた口元で笑顔を作って言った、

「ここでヤっちゃおうか」

ナイスアイデアとでも言いたげだ。でもこんな僕にも無駄な羞恥心があった。

「……あのさぁ。万が一にも人来たら公開処刑だよねこれ…」

あああ、身体あちぃ…

「は?何言ってんの」

ゾッとする程空気が変わった。兄さんは僕が喜ぶ事を知ってる。業とだとしても、これが本能的な言動なのだとしてもありがたいことに変わらない。
兄さんは眉間にしわを寄せて低音で僕に囁く。

「こんな話してる間にも、ココ反応させちゃってるホモマゾオナホ野郎に未来もクソも無いだろ。何処でやろうが、誰に見つかろうが、お前はお兄ちゃんの暇潰しに付き合ってくれるっつたんだから」

文句は言うな、と言わせないとばかりに布越しに湿った下半身の突起を掴まれた。変な声が出る。ああ、この顔…兄さんのこの恐い笑顔、ほんと好き…。掴む手にグッと力を入れられると僕は腰の力が抜けてガクンと膝から汚いコンクリの地面にへたれこむ。
兄さんに声かけられた時から、もう限界だったんだよね。こんな息子が生きててゴメンね母さん。