大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: 【R-18】姦詰め短編集。【おそ松×トド松連載中】 ( No.102 )
日時: 2017/01/28 22:43
名前: 玄蠢ーGenSyunnー

結局、その後は何とかして一緒にトイレを出た。
トド松は寝惚けてたみたいで、恥じらいもなくヘラヘラとした笑みを見せていた。


     *****〜翌日の翌日←


あの日からずっとトド松の事が頭から離れない。
いや、あの日に限ったことじゃないんだけど.....何て言うか、違和感があるって感じ。
ムカムカとした気持ちと、モヤモヤした気持ちが交差して、頭は爆発しそうなぐらいだった。

「....兄貴?」
「........わっ!?..って、カラ松かよ」

そんな俺を心配してか、今度はカラ松が声を掛けてきた。
キリッとした凛々しい..?眉毛は不安とでも言うかのように下がっていた。

「十四松から聞いたぞ」
「.....へ、な、何を?」
「トド松の事が好きなんだってな?」

あんにゃろう、本人にもばらしてねぇだろうな...。
というかカラ松に話して何になるのか...。
痛々しい言葉でオトす方法ぐらいしか恋愛スキル持ち合わせてないだろう。

「率直に思いを伝えたらどうだ?」
「....SEX?」
「兄貴........言葉で..」
「..それができたら苦労してないよ..」

俺は到頭、頭を抱えてしまった。


     *****〜夜


「........トド松の馬鹿ぁぁあぁぁぁ!!」

俺は叫んだ。
もう長い事、思いを寄せているのに全く気づかない。
鈍感過ぎるんだ、何もかも。
その鈍感さは可愛いけど、一周回って憎々しい。

隣に居たトド松がビク付く。
腫れ物を扱うかのような表情で震えていた。
....そうだった、忘れていた。今夜は俺とトド松以外、家に居ないのだ。

「ど..どうしたの」
「..........」

涙で大きくなった瞳をジロリと見て、無言で立ち去る。
後ろでトド松の制止する声が聞こえた。
ごめん、トド松。


     *****


あの場から離れて数分後。
寂しくなり、やっぱり戻ろうとあの場に戻った。

「..........ぇ」

トド松が泣いていた。
何でかよく分からないけど...、何で泣いているんだろう。
今すぐにでも寄り添ってあげた方が良いのかな。
ごめんって謝って慰めた方が良いのかな。

「..兄さんに....きらっ、われ...たっ..」

........え?は?
兄さんに嫌われた?
でも、確かにトド松はそう言った。ボロボロと涙を流しながら。
...何だか、馬鹿らしい。
だって、散々俺のピュアな恋愛感情を弄んでおいて、挙げ句には“嫌われた”だぜ?
どうなのよ、その辺り。

_____分からせてあげないとねぇ、トド松ぅ?
瞬間、俺の中で何かが吹っ切れた音が響いた。

「トードーちゃん?」
「......は..ぇ、何でぇっ...!?」

ゆっくりと後ろから近付いて、優しく抱き締めてあげる。
間も置かずに耳元で囁くと、トド松はピクリと身体を揺らして俺の方へ振り向いた。