大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: 姦詰め短編集。【おそ松×トド松終了!】 ( No.113 )
- 日時: 2017/02/05 18:43
- 名前: 玄蠢ーGenSyunnー
ヤンデレな百合が欲しい.....。そうだ、両片想いでヤンデレ青りんご書こう←
ちな、清蘭視点。鈴瑚受け前書いたから今度は清蘭受けで。二人とも病んでる、怖い←
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鈴瑚さん。
今、何処に居るの。
見えない、何も見えないよ。
「.......清蘭?」
「鈴瑚さん...寂しいです」
何処からか声がして、安心する。
私には鈴瑚さんが見えにくくて、霞んで見えて、遠くに居るような気がして....。
“寂しい”と呟いた。
鈴瑚さんは“大丈夫だよ”と言って、私の手を握ってくれた。温かみを感じた。
「もっと欲しいです...、ギューってして」
「抱っこ?もう、清蘭は甘えん坊だなぁ」
ハハッと鈴瑚さんは嬉しそうに笑って、ギューってしてくれた。
自分も嬉しくて、たまらなかった。
だって、この鈴瑚さんの優しさは、温かさは、全部私の物...だから。
自分にしかしてくれない、鈴瑚さんにとって私は特別な存在なのだから。
サグメ様にだって、ドレミーさんにだって、鈴仙にだって、レイセンにだって、しない。
それが、嬉しい。
でも、鈴瑚さんは時々怖い。
暴力的になったり、泣き出したり、欲に飢えたり...。
私にはその姿が、目に映らないから、それが悲しくて、もどかしくって、怖い。
だから、私は求める。
それが、鈴瑚さんの為になるから。
*****
「鈴瑚さん」
「.....どうした?」
「寒い、です」
鈴瑚さんによると、私は今、木陰に居るらしい。
寒くて、暗くて、嫌だ。
暖かさが欲しい。明るさがほしい。怖いよ。
「そっか。抱き締めてあげようか?」
「..........うん」
それでも、いいや。
鈴瑚さんの温かみを感じられるなら。
ギュって抱き締められて、鈴瑚さんの柔らかさが心地良かった。
僅かながらに見える鈴瑚さんは、ニコニコと笑っていた。
*****
「鈴瑚さん、鈴瑚さん....?」
「どうしたの、清蘭。私は此処に居るよ?」
「ねぇ、鈴瑚さんは、私を見捨てる.....?」
「清蘭?何言ってるのさ、私は清蘭の事を見捨てたりしないよ」
僅かに感じられる温かみ。
それは、鈴瑚さんの手の温かさ。
ああ、私は生きてる。鈴瑚さんが傍にいる。
*****
「やだぁ....!!鈴瑚さっ、何処にも行かないでっ...!!鈴瑚さん、何処にも居ないよぉ....」
「......じょうぶ、大丈夫だよ、清蘭。....しは、此処にいるか.....」
鈴瑚さんの姿が見えない。
鈴瑚さんの温かさが感じられない。
辛うじて感じられるのは、鈴瑚さんの声だけ。
私の頬を這う冷たい何かが、拭いとられるのが分かった。
鈴瑚さんは、私の傍に居るんだ。
*****
鈴瑚さんは、近くに居るみたい。
息をするのが少しだけ苦しいから、鈴瑚さんに抱き締められてるみたい。
鈴瑚さんは泣いていた。
「りんご、さん..」
「.......の、....らん」
「やだ、よ。鈴瑚さんの声が聞こえない....ッ」
私は怖くて泣き出した。
不安で仕方が無かった。
私が感じられなくても、鈴瑚さん、傍に居て。
鈴瑚さんが居ないと、生きられない....。
*****〜鈴瑚視点
私は可笑しくないよね。
清蘭を、最期まで愛した。
清蘭は、悲しくて酷いくらいに、私を愛していた。
清蘭は私の姿を、温もりを感じていたかったのだろう。
それを知っていた。
「清蘭」
そう呼べば、清蘭は答えてくれるような気がして。
不安そうで、楽しそうに私の名を呼ぶあの声は聞こえない。
「鈴瑚さん、いい加減にしてくださいよ」
「....何が」
「清蘭さんはもう、居ない」
「..............」
そんなこと、あり得るのかな。
きっとまだ、清蘭は生きてるよ。
「.......うっ、く、せい.....ら..っ...」
清蘭を埋めた、この地は酷く冷めていた。
咲いている、青色の花に透明の小さな粒が乗る。
いつまでも、私が受け入れられないから。
いつまでも、私が清蘭を想い続けてるから。
この世界は、酷く狂っている。私は狂っていない。私は狂っている、狂っている。
可笑しくない、可笑しくない、世界が可笑しいんだ。
灰色に染まって、今にも崩れ出しそうな空を眺める。
ゆるく吹いた風は、濡れた心を癒すに充分だった。
「.........コンテニュー、出来るかなぁ..」
まだ、清蘭を諦めきれない。
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清蘭は目が見えにくい設定。そこからどんどん五感のうちの四感を失っていき、同時にどんどん鈴瑚に依存していくっていうイメージです。
鈴瑚は清蘭の事が好きで、清蘭がどんどん自分に依存していくのが嬉しく思っていた。
っていう何とも言えない俺特過ぎる設定。
あ、1500越えてる.......ありがとうございます..!!
この投稿を1500突破記念短編小説としよう。