大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: 姦詰め短編集。※あおりんご更新 ( No.114 )
- 日時: 2017/02/06 18:22
- 名前: 玄蠢ーGenSyunnー
- 参照: 修正
青姦【リンク×ダークリンク】
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「ダークゥゥゥゥ!!」
「.....え、あ何?」
後ろから声がして、慌てて振り返る。
目を向けた先には、泣き叫ぶリンクの姿。......一体、何があったんだ。
此処は水の神殿だ。
水の神殿というだけあり、かなり広いのもあるが物凄く響く。
おかげで、辺りにぐわんぐわんとリンクの叫び声が響いて迷惑極まりない。
「もぉぉぉ.....ダークゥゥ.........」
「だっ、だから...何だよっ、リンク」
しゃくり上げ、肩を震わせてわんわんと泣きながらリンクは俺の傍に寄ってくる。
それと同時に、広げられた両手はもしや俺を抱き締めるつもりなのだろうか。
いや馬鹿だろう。まずは何故こうなったかを説明してくれないと。
リンクの額に俺の手を押し当てて、リンクが此方へ寄ってくるのを防ぐ。
リンクは相変わらず、しゃくり上げていた。......いや、だから何があったんだ。
「.......会いたかった」
「.....は?会いたかったって、あのゼルダ姫に?」
「....違う」
は?
いやいやいや、意味が分からない。
姫と世界を救う勇者が、誰に会いたくて泣いているのかが分からない。
いや、勇者ってそんな些細な事で泣くのか?
リンクの分身だが、全くと言って良いほど分からない。さっぱりだ。
.....ああ駄目だ。完全に頭が混乱している。
「........!?は、待てよ...!!何処に連れていく気..!?」
突然、腕に感じる圧迫感。腕を見ると、リンクに力強くがっしりと掴まれていた。
リンクは俺の腕をバッと掴み、俺を無理矢理何処かに連れていこうとしているようだ。
でも、外に出るなんて嫌だ。俺は水の神殿の門番的存在で、守らないといけないし。
「ダークに会いたかったんだ。...プレゼントが、あるからさ」
「....だからって、外に出る必要__」
「外じゃなきゃ、意味が無いんだよ」
リンクは俺を無理矢理にでも説得しようとしている。
こうなったら、口車に乗せられた振りでもして、この面倒臭い事態を解決してしまおう。
......というか、会いたかったって、俺に?..しかも、プレゼント?
やっぱり、こいつのことはよく分からない。俺は分身なのに、だ。
“分かったよ”と自分でも分かるくらいにぶっきらぼうに言う。
リンクは俺の気持ちなど知ってか知らずか、“やった”と嬉しそうにはにかんでは此方を向いた。