大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: 姦詰め短編集。【チョロ松×一松】 ( No.124 )
- 日時: 2017/03/08 15:32
- 名前: 玄蠢ーGenSyunnー
こいし×村紗は流行るべき。
死奸【こいし×村紗】
※限りなくグロい
ーーーーー
『
――そうそう貴方のお寺に
水蜜って奴いるでしょ?
――あの子
血の池地獄だと溺れるんだよ
知ってた?
』
・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
お久しぶりかな?
...まぁ、そんな事はどうでも良いよね。
私、古明地 こいし。みんなのアイドル...ではないよ。
今ね、とっても楽しい事をしてるのよ。
だから...邪魔しないでね?
それがどんなに危険であっても、止めようなんて思わないでね。
だって、あの子から始めた事だし。
「__住職さん」
...あの子は、私を睨み付けてそう言った。
今日も救えぬまま見過ごしてしまうのか。
格好悪いなぁ、自分。自分の仲間でさえも、救えない。
*****
私、古明地こいし。
今日も訳有って、血の池にやって来てる。
いつかの日に、血の池の畔にちょこんと座っている、水兵服のあの子に声を掛けた事から始まったのだ。
あの子は、“忘れられない”と言って血の池に飛び込んだ。....そして、溺れた。
それが今でも鮮明に思い出せる。
その時は馬鹿馬鹿しいとしか思えず、同時に罪な女の子だとも感じた。
「...今日も来たんだ」
あの子が私に気付いて、ポツリと声に出した。
来たのと適当に相槌を返して、隣に座る。
「....そう。...聖に、言ったんだって?」
「言った。貴女は仮にもお寺に住んでるから、言っといた方が良いかなって」
特に弾まない会話。
これで良い、これが心地好いのだ。
いつもの彼女からは想像の付かない雰囲気と相まって、私は特別感に浸る。
コトン、と踵で地面を蹴って、彼女の方に顔を向ける。
そして、静かに名前を呼んだ。
「......村紗 水蜜」
「....ッ、何?」
彼女は厭わしがるように言葉を返し、欲で歪んだ顔を此方に向ける。
醜くも綺麗だ、と思った。
ただ、それだけ思った。可哀想など、惨めにも思わなかったのだ。
「今日は...中々、行かないね」
「..そう、ね。あんたが居るからね」
「何時もは、直ぐに飛び込むのに」
私がそれだけ言うと、彼女はだんまりになった。
何がいけなかったのだろう。
彼女は暗い暗い瞳を泳がせ、血の池を一瞥し始めた。
この仕草は躊躇っている時だ。こんな時は、私が無理にでも彼女を突き落とす。
しかし、今日は違った。
自分でもびっくりするぐらいの、奇妙な案。
「..じゃあ、私も入るよ」
「........は?」