大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: 【R-18】姦詰め短編集。【モブ×一松終了】 ( No.18 )
日時: 2016/11/29 17:57
名前: 玄蠢
参照: 修正

玄姦【カノ×シンタロー】
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キラキラと輝く星が一面に広がる夜空。
息を吐くと、湯気みたいな白い霧が出る。
___時刻は零時を過ぎていて、零時半に差し掛かろうと時計の針が
一秒一秒、時を刻んでいる。

そんな夜に起きた僕のお話。

        **

「んん〜!!寒い..」

外は冬の気配を微かながらに漂わせていた。あまりにも寒すぎる。
今夜は相当冷え込むだろう..というか、もう辺りは真っ暗なんだけどね。
少し厚いジャンバーを羽織ってるけど、それでも寒い。

「あ〜!!もうやだ、早く帰ろ..」

路地裏に足を踏み入れた途端、あまりの寒さにブルッと身震いする。
手元に温度計があったら今すぐにでも測りたいぐらいだ。
......とは言うものの、アジトはもうすぐそこ。二分後ぐらいには
暖かい部屋で寛いでいるだろう。

.....あ、でも、モモちゃんとかがカラオケ大会するとか言ってたっけ..?
今頃キド達は歌っているのだろうか?...あれ、もしかしたら僕も
歌わされる!?......いや、大丈夫だよね。

「たっだいま〜」

ガチャリと開く音を発てる。
くだらない事を考えていると、あっという間に着いた。

「.....カノか」
「あれ?シンタロー君?帰るの?」

シンタロー君。
僕が一番嫌いな人物と言っても可笑しくはない。
“嫌い”と言うよりかは、何か好けない微妙な立ち位置かな?
まぁ、どうでも良いよね。

「..ああ。あの女子軍がカラオケするって、キドの部屋に向かって..」

シンタロー君は嬉しそうに、いつも以上にハキハキと喋る。
.......え、なんか...ちょっと気持ち悪い..。
いや、僕が言えた事じゃあ無いんだろうけど。

「女子軍って..。エネちゃんも?」
「ああ!!そうだ!!!つまりオレは久しぶりにネットを楽しめる!!」

成る程、道理で少し静かだと思った。
.....ん?
逆に言えば、エネちゃんが居ないから__。
僕はシンタロー君をチラッと見て、密かに口元を奇妙なくらいに歪めて、
微笑んだ。