大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: 【R-18】姦詰め短編集。【咲夜×パチュリー連載中】 ( No.53 )
日時: 2016/12/26 12:43
名前: 玄蠢

「......ケホッケホッ..ちょっと埃っぽくないですか?」
「いや、最近使ってなかったもの」

大きな本棚に隠れるかの様に、奥に佇む小さな扉を開く。其所は私の個室である。
全体的に埃っぽく、汚ならしかった。もう一度言う、汚ならしかった。
原因は私にも有ると思うけど、掃除当番も悪いのでは無いだろうか。
.....あ、いや、咲夜の悪口を言っている訳じゃ無いわよ?
掃除当番は咲夜じゃないし、ね、うん。

というか、いい加減下ろしてほしい。
はっ、まさかこれがお仕置き...!?にしては中々良いわね。....いや違うよね。

「あ、すみません。今から下ろしますね」
「...ん、ありがとう。それで....」

抱えられた時とは違い、優しく下ろしてくれた。優しい。
お礼を言うのは何かと恥ずかしく、呟く様にして言ってしまった。
白いシーツの上に手を置いて、もう一度咲夜の顔を見る。
..........ついでに息を荒くしてみる。

「息を荒げないで下さい」
「わざとよ」

即突っ込まれた。
咲夜は少しの間考える様な仕草をして、チラチラと此方を見た。何かあざとい。
考えている最中に声を掛けるのは悪いし、黙って待つ事にした。

すると突然咲夜が笑いだした。
可笑しいわね、何処か頭のネジが外れちゃったのかしら。

「ふふっ、いや、あの、犬っぽいなぁ、と思いまして。..ふふっ..」
「......失礼じゃない?」

犬は主人に対して忠実なだけであって...。
ああ、もう良いわ、この事について考えるのは止めましょう。

「まぁ、犬なら...服を脱いでくれませんか?」
「否、だから犬じゃな___は?」
「服を脱いでくれませんか?」

物凄く良い笑顔で何を言うんだ、このメイド。
ちょっとこれ主人育て方間違ってるんじゃない?あ、この文句の言い方じゃ
親友を貶す事になるわね....。

「仕方ない....」

私は渋々了承して、服に手を掛ける。
“ゆっくり脱ぐとエロスを感じますね”なんて言う頓狂な声が聞こえたのは
気のせいだろう。.....そう信じたい。