大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: 【R-18】姦詰め短編集。【C太×D音終了】 ( No.95 )
日時: 2017/01/17 17:56
名前: 玄蠢ーGenSyunnー

やさいとう様リクエスト
強姦【おそ松×トド松】
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隣から消えた桃色の優しい温もり。
もう片方の隣には、未だ残る緑色の童貞感。
...居ないと分かっていても何処かで探してしまっているのだ。

先程まで熱かった頬はいつの間にか平温まで下がっていた。
あの時嬉しくて仕方がなかった心は、今ではムカムカとした怒りがどんどん溢れ出す。
そんな俺を察してなのか馬鹿にしているのか、緑色の弟、チョロ松が心配そうに
声を掛けてきた。

「おそ松兄さん、最近気持ち悪いよ?」
「......うるせぇチョロ松」

....気持ち悪いが本音かよ、チョロ松よ。
心配そうな面して毒を吐いてくるなんて予想外だわ。
先程とは違う怒りを込めて言葉を返す。
頬を膨らませて、怒っていますよアピールをするとチョロ松は呆れた様に息を吐いた。
仕方ねぇじゃん、怒ってるもん。

チラリとチョロ松の方を見ると、諭すような、呆れているような、笑っているような、
不思議な表情で此方を見ていた。.....何なんだろう。
数秒の間お互いに見つめあっていたが、痺れを切らしたのか向こうが口を開いた。

「トド松の事でしょ?」
「.........は、ぇ?」

“何でそこでトド松が出てくんの?”と問い詰めようと思ったけどやめる。
俺の心臓が不意を突かれたように、バクバクと煩く鳴っていたから。
秘密にしていた事がバレたような感じ。もっと言えば、エロ本が見つかった時の感じだ。

カアァァと耳まで顔が林檎みたいな色になって、俺の頭はショート寸前。
チョロ松はそんな俺を見て、少し微笑んだ。

「何でそんな事知ってんの....!!」

精一杯の反論をしたつもりが、むしろ認めていた。駄目じゃんか俺。
チョロ松だけでなく、その場に居た松が一斉に視線を寄せた。
チョロ松、一松、十四松。その中で最も目立っていたのが十四松だ。
十四松は俺の言葉を耳にした途端、目を輝かせ、純粋な笑みで応援すると叫んだ。

「........ぁあ..」

それを確認した時、俺は考える事を止めた。


          *****


翌日。
昨日のあの出来事が無かったかの様に、時間は進んでいった。
...一松のニヤニヤしたような表情と十四松のやる気に溢れた笑顔を除いて。

応援してくれるのは有難いんだけど、状況は何一つ変わっていない。
今日だって__
「な、なぁトド松ぅー、パチンコ行かねぇ?」
「ごめん、今日はジムの日だから」

トド松をパチンコを誘う事があんまり無かった為か、トド松は少し目を見開いた。
けど、次に飛び出したのは無表情に近い笑顔とドライ発言。
トド松が外に出ていったのを見てから、俺は叫んだ。
「ジムの日とかあんのぉ!?」

吃驚と共に訪れるのは妬みのような、怒りのようなドロドロした感情。
恋ってこんなに辛いもんなの?
静かに静かに、ドロドロな気持ちは蓄積されていった。