大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: 茶髪君と黒髪君。 (BL オリ 一部18禁) 投稿遅→文章多 ( No.20 )
- 日時: 2017/09/13 00:12
- 名前: ぽぺぽぺ
***
「○○………。
愛してる………。」
あぁ。またこの夢だ。
「○○………。
愛してるわ………。」
俺の名前を呼ばない母さん。
「○○………。」
その名前を呼びながら、涙を流す母さん。
母さん…ごめんね。
俺は………………………。
〜next day〜
放課後を知らせるチャイムが学校に響く。
それと同時に、俺は机に突っ伏した。
昨日、家に帰ってから申し訳程度に勉強をした。が、俺の頭脳がそんな簡単に知識を取り込んでくれるはずもなく…………。
それに寝不足も重なり…………。
「終わった……………。」
あぁ、今日の答案よ、返ってこないでくれ。
「さーえき!」
俺が机に突っ伏していると、明るい声の結城が近付いてきた。
「古文のテストどうだった?」
明るい笑顔で尋ねる結城。
なので、俺も笑顔で
「ぜんっぜん出来なかった。」
と、答えた。
すると、結城は
「じゃあ今日の勉強会は今日のテストの答え合わせからだな。」
と言った。笑顔のまま。
俺はこの笑顔を浮かべている結城が勉強の鬼なのだということを知っている。
「あぁ…うん。分かった…………っ?」
気の抜けた 返事をしながらふと 結城の方を見ると、ドアップの結城の顔が視界を占領した。
「っえ…?なに どした?」
驚いて尋ねると、結城は俺の顔をじっと見つめたまま「お前…最近寝てないだろ…」と言った。
「え………?いや、そんなこと…」
ある、な…。
寝てこそはいるものの、最近は夢にうなされて夜中に頻繁に飛び起きる。
その後、直ぐにぐっすり寝れる訳でもない。
「あるのか…。」
「うん、まぁ、最近はそんなに……」
隠してもしょうがないので、正直に答えた。
「…………………………。」
「…………………………。」
騒がしい教室に似つかわしくない沈黙が俺たちの間に流れる。
俺は、居た堪れなくなり「まぁ、男子高校生なんて悩み多き年頃だからな!大丈夫だよ!」と わざと明るい声で言った。
結城なら、こちらが明るい素振りを見せれば いつもの明るい笑顔で言葉を返してくれると思ったからだ。
しかし、結城の顔は解れなかった。
それどころか少し怒っているような、そんな表情にも見える。
「結城…?」
「俺は、さ。
友達が悩んでるなら、本気で力になりたい。
いつもチャラチャラしてて、信用なんて無いかもしれないけど、本当に 力になりたいと思ってる。」
真っ直ぐに目を見つめて結城は言った。
俺も、真っ直ぐに見つめ返していた。
その目を見て、俺は思わず口に出しそうになってしまった。
俺が夜に眠れない理由を。
- Re: 茶髪君と黒髪君。 (BL オリ 一部18禁) 投稿遅→文章多 ( No.21 )
- 日時: 2017/09/13 00:17
- 名前: ぽぺぽぺ
〜after School〜
「問一から全滅………。
流石だね。」
「ありがとうございますぅ…」
今は 今日あった古文の小テストの答え合わせをしている。
が、問一の答え合わせが終わったこの時点で、この先の正答率は容易に予想することができた。
勉強を教えてもらっている立場で申し訳ないが、嫌いな古文に加え、寝不足も相まって俺は、全く勉強に集中が出来ないでいた。
「さーえき?ボーッとしてるけど…
体調悪い?」
「んーん…ごめん……。」
結城が心配そうに声を掛けてくれる。
あぁ、勉強を教えてもらっている立場なのに失礼だな……
しゃんとしなければ!
「ごめん。
問二の答え合わせを…」
「いや、」
結城が俺の言葉を遮る。
「佐伯、この後なんか用事ある?」
用事………?
バイトは今日入ってないな…。
「いや、特に…」
「よし。じゃあ勉強道具片付けろ!」
「…………え?」
「集中出来ない時にいくら勉強しても時間の無駄だろ?
そういう時は遊びに行くのが一番だ!」
結城はシャーペンを荒々しく机に叩きつけ芯をしまうと、出していた教科書やらなにやらを片付け始めた。
その姿をしばらく何も考えられずに見ていたら、結城に「佐伯!早く!」と急かされ、俺も勉強道具を鞄に仕舞い始める。
机がからっぽになると、俺たちは図書室の電気を消し廊下に出た。
「遊びに…って言ってもどこに行くんだ?
あ、駅のショッピングモールとか…?」
結城に問う。
すると結城は「んー…とりあえず腹減った!」と腹を押さえて言った。
「じゃー最初にどっかで腹ごしらえするか。」俺が提案すると、結城は二パッと顔を綻ばせる。
………子供っぽい。
俺たちは校門を出ると、いつも乗るバスが来るバス停の近くにある駅へ向かった。
俺たちの高校の最寄駅は、近所でも有数の規模を誇っており、電車通学の学生が学校帰りに寄っているのを見かける。
自分はバス通学なのて駅構内へ立ち入ることは少ないのだが………。
「佐伯!
クレープある!!」
それは結城も同じようだ。
そのはしゃいでいる姿は…遠足に来た小学生のよう。
「うっわー美味そ……」
結城は商品サンプルが並んでいるショーウィンドウに鼻がつくほど近づきながら呟き、「佐伯!クレープ食べよ!!」とこれまた小学生が浮かべるような無邪気な顔をして俺へ振り返った。
「そうだな。」
結城がこんなに嬉しそうにしているのに断る奴はきっと鬼くらいだ。
ショーウィンドウに顔を向けると、そこには多くの食品サンプルがある。
クレープなんて…食べるのいつぶりだろう…。
どれもすごく美味しそうだ。
でもここは無難に…
「佐伯ー?決まったー?」
結城が短い列の中から俺を呼ぶ。
「あぁ、決まったよ」
俺は言いながら、結城に近づく。
と、丁度よく列が進み 俺たちが注文をする番になった。
「佐伯からいーよ」
結城が言うので、俺は「チョコバナナクレープ下さい」と店員に言った。
人気No.1のチョコバナナ。
選んで失敗することは無いだろう。
俺が短い注文を終えると、次は結城が口を開いた。
「じゃあ俺は…ストロベリーバナナホイップwithバニラアイス&チョコソースで!」
…………今暗号が聞こえた気がした……。
「はい、チョコバナナとストロベリーバナナホイップwithバニラアイス&チョコソース入りまーす!」
店員さんが暗号を復唱する。
一瞬で覚えられるなんて…
あの人頭いいんだなぁ…
「佐伯ー?
ボーっとしてると佐伯の分までクレープ食べちゃうぞ?」
ふと我に返ると、いつの間にか結城はクレープの受け取り口にいた。
…て、待て
それは困る。
「今いく!」
俺は結城が俺の分のクレープも受け取ったところで全力で結城に向かって走った。
- Re: 茶髪君と黒髪君。 (BL オリ 一部18禁) 投稿遅→文章多 ( No.22 )
- 日時: 2017/09/13 00:18
- 名前: ぽぺぽぺ
「あー!美味しかったぁ……」
あれから俺は無事に結城の手からクレープを取り戻し、近くのベンチで食すことが出来た。
結城は、見ているだけで胸焼けしそうな、俺のクレープより一回り程 大きいクレープを俺と同じペースで平らげ とても満足気だ。
「お前…よく食うのな。
なんでそんな太らないんだ?」
何気なく質問すると、結城は笑顔のまま「んー…俺って太らない体質?なのか食べてもそんな肉付かないんだよね…」と言った。
…………隣のベンチに座ってた女子の恨めしそうな顔なんて見てないぞ。俺は。
「そうなのか………」
結城は全体的に細い…と思う。
まだ制服は冬物なので体型はよく分からないが、制服から出ている華奢な腕と、首の細さでそれは容易に想像することが出来た。
何気なく空を見上げる。
ビルの隙間に見える、決して澄んでいるとは言えない空。
しかし、奥の方の空を見ると、オレンジがかかっていて綺麗だと思えた。
…………オレンジ??
「あ、結城 そろそろ日ぃ沈む……
夕焼けになる…」
「あ……!そっか……
もうそんな時間か…」
俺が言うと、結城は少ししょんぼりした様子でもう一度「そっか………」と言い、グッと伸びをしてベンチを立った。
「じゃー、俺そろそろ帰ろっかな……つっても俺ら帰る方向一緒か(笑)」
「いや、俺もそろそろ帰るわ…
この時間だと丁度バス来ると思うし…」
俺が スマホで時間を確認して言うと、結城は「じゃーバス停向かうか」と言い歩き始めた。
- Re: 茶髪君と黒髪君。 (BL オリ 一部18禁) 投稿遅→文章多 ( No.23 )
- 日時: 2018/02/18 23:28
- 名前: ぽぺぽぺ
「……その時さ、寺田がめっちゃ盛大なコケ方してさー、めっちゃ笑ったわー
あ、笑ったといえば!」
今、俺と結城はバス停に向かって歩いている。
空は、もう大部分をオレンジ色が占めており、そろそろ夕焼けと呼んでもいい頃合いだ。
しかし、結城はというと、怯えるでも黙るでもなく、ただただ学校であった出来事を俺に話続けていた。
息継ぎも忘れているかのように、延々と喋り続けている。
一つの話題が終われば、追いかけるようにまた他の話題。
それが終わるとまた、他の話題……。
不自然だった。
確かに結城はよく喋る。
だが、俺の方を見ず…何処を見ているのかも分からない、ただただ前を向いて明るく話続ける結城を俺は怖いとすら感じていた。
「結城…」
小さく、結城に声を掛ける。
「でさ、その芸人がめっちゃ面白くて…あ、今度佐伯にも見せてやるよ!とくに…」
「結城!」
少し口調を強めると、結城は体を震わせ、ピタッと話すのをやめた。
驚かせてしまっただろうか。
謝ろうと、結城の肩に手を伸ばす。
しかし、その手は結城の肩に触れることはなかった。
結城に、伸ばした手を叩かれた事を理解するのに 長い時間は掛からなかったと思う。
遅れて、鈍い痛みで手が痺れた。
「っあ……ごめ…」
我に返ったように俺に謝る結城。
しかし、その額には汗が滲み、未だ目の焦点が合っていない。
「いつもの結城」ではないことはしっかりと見てとれた。
「やっぱり…夕焼け、怖い?」
結城がゆっくりとこちらを見る。
そして、何も言わず小さく頷いた。
何処か、休める場所は……
辺りを見回す。
が…見渡す限り、休める様な場所は見当たらなかった。
「大丈夫だから…あの、バス停、行こ?」
結城は 無理矢理に笑顔を作り、俺に言う。
「そんな 不安そうな顔で言われてもなんの説得力もあったもんじゃねぇよ。」
口では落ち着いてる様に言うが、内心俺は相当焦っていた。
どうすれば良いのかが全く分からない。
日没まではまだまだ時間がある。
この夕焼けの時間に何かアクションを起こさなければならないのだ。
しかし、結城の顔色は抜けたように蒼白で、とてもバス停まで歩ける状態とは見受けられなかった。
もういっそ、救急車を……
「結城…百ちゃんに…電話…」
俺の動揺を悟ってか、結城が百瀬さんに電話する様にスマホを差し出してきた。
確かに、百瀬さんと結城はかなり親しい様だったし…
「わかった。
スマホのパスワードは……」
「ない…」
少々無用心ではないかと思ったが、それどころではない。
俺は電話のアプリを開き、連絡票から百田さんの名前を探し、電話をかけた。
プルルルル…プルルルル……
出てくれ……っ
スマホを持っている手に汗が滲む。
「はい?どーしたー?千秋ーー」
百瀬さんの声が聞こえたのは、3コール目に入るか入らないかのタイミングだった。
「あ…えっと……すみません。
佐伯、です…」
「ん?由良ちゃんか!
どした?」
緊急事態なので、呼び名には触れないでおこう。
「あの…、今、結城と外にいるんですけど…それで……」
そこまで言って俺が言葉に詰まると、百瀬さんは声色を変えた。
「……千秋と?」
「はい。」
おそらく、俺の言いたかったことは伝わった。
「今、何処にいる?」
百瀬さんに言われたので、俺は近くにあった自動販売機へ近づき、そこに書いてあった住所を読み上げた。
「あぁ、そこら辺なら今から10〜15分位で着けるよ…ちょっと、待ってて。
…それまで、千秋のことよろしくね。」
俺は胸を撫で下ろす。
これで一件落着だ。
「分かりました。待ってます。」
ツーツー…
俺が言い終わるか言い終わらないかで、電話が切れた。
「ありがと…。」
結城が弱々しい声で言う。
俺は、「大丈夫。」とだけ言い、空を見上げた。
空は、見渡す限りのオレンジだ。
結城に声を掛けながら、待つこと10分。
俺たちの目の前に、大きめの車が止まった。
「お待たせ!
後ろ開けるから乗って乗ってー」
後部座席のドアが自動で開く。
俺と結城はその広い車内に乗り込んだ。
- Re: 茶髪君と黒髪君。 (BL オリ 18禁 ) ( No.24 )
- 日時: 2018/02/18 23:30
- 名前: ぽぺぽぺ
***
「百ちゃん…ありがとう。」
「おう、大丈夫だよ。」
結城が弱々しく声を出すと、百瀬さんは 結城を落ち着かせる為か、元々の性格からか、明るく応えた。
なんか…この2人、兄弟みたいだな…
俺は一人っ子なので、少し兄弟に憧れる。
「…っとー、ここからだったら…千秋と由良ちゃん どっちの家の方が近いの?」
百瀬さんが信号が赤になったタイミングで後ろを振り向き言う。
ここからか…
少し窓の外を見て、考える。
「あ…ここからだったら 俺の家の方が近いです。」
俺が答えると同時に、信号が切り替わって 車が走り出した。
「了解〜!
つっても俺、由良ちゃんの家何処か分かんないからさ、何気な〜くナビよろしくねー。」
「分かりました……あ、そこの角、曲がって下さい。」
「ほいほい」
車が左へ曲がる。
そのタイミングで、俺はふと結城を見た。
結城は、静かな寝息を立てて、寝ている。
…良かった。
顔色、少しずつ良くなってきてる。
それにしても…結城って美形、だよな…
白くて滑らかな肌。
今は、夕焼けに照らされてオレンジ色だ。
そして…
薄いピンクの柔らかそうな……唇。
「可愛いな……」
!!!
咄嗟に口を押さえる。
最近出ていなかった、思ったことをすぐ口に出してしまう癖。
結構小さめな声(だった気がするし)
百瀬さんに…聞かれてないよな…
恐る恐る、視線を前に向けると、バックミラー越しに前を向いて運転している百瀬さんが見えた。
良かった…バレてない。
何事もなかったかの様に、視線をバックミラーから離す…のより、少し早いタイミングで、百瀬さんがバックミラーを見た。
当然、目が合う。
反射的に逸らしてしまう。
…失礼な奴だと思われただろうか。
一言…いや、何か話題を……….
……こういう時には出てきてくれない俺の癖。
もう一度、バックミラーを見ると、またしても、百瀬さんと目が合った。
まだこちらを向いていると思わなかった俺は、今度は逸らす事が出来ずに硬直してしまう。
俺がオロオロしているのが面白かったのか、百瀬さんはフッと吹き出した。
「由良ちゃんさ、びっくり…した?」
百瀬さんからの、突然の質問。
びっくり……か。
今日の結城のことだろう。
「びっくり………しなかったって言ったら嘘になります…けど………前々から…結城に夕焼けが怖いということは知らされていたので…えっと……そこまでは……」
途切れ途切れになったが、なんとか言い切った。
再度、バックミラーを見ると、百瀬さんの優しく笑った顔が見える。
すると、緊張して硬くなっていた心と体がじんわりと感覚を取り戻していくのが分かった。
「そっか…良かったよ。
これからも、こういうことがあったら、千秋をよろしくね。」
どこまでも優しい声。
「はい。」
百瀬さんは、優しい人だ。
なんとも言えない感情が、込み上げる。
兄がいるって…こういう感じなのだろうか。
結城を見る。
結城は、綺麗な顔で 眠っていた。
*
「あ……俺、ここで大丈夫です。」
気付くと、車は俺の家の近くまで来ていた。
流石に家の前まで…というのは流石に気が引けた。
「ここで?結構 中途半端な場所だけど…」
「俺の家、ちょっと入り組んだ道にあるので…車で入るの大変なんですよ。」
百田さんは「んー…そっか…」と、少し残念そうにして百瀬さんは気遣ってくれる。
逆に申し訳なくなり、送ってもらおうかとも考えたが、今は一刻も早く結城を家へ届けて欲しかった。
「分かった。
まぁほぼ初対面で家までっていうのも、ね。」
車が小さな公園の前で停まる。
車から降り「ありがとうございました。」礼を言うと、百瀬さんは「カタいなー、タメ語でいいのに」と笑いながら軽く手を振って応えてくれた。
ゆっくりと、車が発進する。
俺は、ただ小さくなっていく車を見えなくなるまで見ていた。
車が見えなくなると、意味もなく、空を見上げた。
空には、もう星が浮かんでいた。
- Re: 茶髪君と黒髪君。 (BL オリ 18禁 ) ( No.25 )
- 日時: 2018/02/18 23:31
- 名前: ぽぺぽぺ
「ただいまー」
誰もいない部屋へ声を掛けると、静かな沈黙が返事をする。
玄関を抜け、部屋へ入ると、電気の付いていない部屋は、薄い紫色で染まっていた。
この部屋に住み始めたのは、高校に上がる少し前。
かれこれ一年近く住んでいる。
始めは慣れなかった一人暮らしも、一年となると嫌でも慣れてしまう。
電気を付け、テレビを付ける。
すると、直ぐにバラエティー番組の騒がしい声が耳に入ってきた。
「夕飯、どうするか……」
夕方にクレープを食べたので、あまりお腹が空いていない。
なんとなく、冷蔵庫を開ける。
一人暮らしを始めてから暫くは、コンビニの弁当で過ごしていた。
別に毒が入っているわけではないのだから、大丈夫だろうと思っていたのだが、見事に身体検査で要注意をくらってしまい…。
それからは、なるべく自炊を心掛けている。
特別料理が出来る訳ではないが、自分一人分の飯を作るのは意外と造作もない事だった。
クッ○パット先生のレシピ通りに作れば、大体の料理は完成する。
むしろ、レパートリーを増やしたり、少しアレンジを加えてみたり…、料理を一つの趣味、といっても過言では無いかもしれない。
冷蔵庫をボーっと見ていると、少し前に作ったカレーの残りが入った鍋が目に入った。
鍋を冷蔵庫から取り出し、蓋を開ける。
…残り少ないな…食べ切っちゃうか。
今日の夕飯は不揃いに切ってある野菜がたっぷり入ったカレーに決まりだ。