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視点・カノ

『そ、それでさwwシンタ、ロー、君が…www』
「おいカノ…そんな笑うなって！
アヤノとお前が入れ替わってても気付かねぇって！普通！」

大慌てのシンタロー君をからかいながら、
チラッとセトに目を向ける。

相変わらず、じーっ…と僕を見たままのセト。

セトにもシンタロー君にも、
爆笑している僕が見えていることだろう。
…あいにく、欺くのは得意だからね。

最近、ずっとセトに見られている。
じーっ…と、探るようなそれでいて暗い目で。
半ば睨んでいるようにも見える。

もしかして欺けてないのかとも思ったが、
どうやらそうでは無いみたいだ。

僕を見つめ続けたまま溜め息をつくセトが
なんだか怖いというか、気まずいというか…
とにかく、話しにくいんだよね…。

そのうち、マリーがセトに何か話しかけ、
セトもそれに答えているようだった。
大騒ぎのシンタロー君とエネちゃんの声で
聞こえなかったけど。

「…っていうか、アンタまで笑うなよ…！」
「え〜？ww…嫌だなぁ、ご・主・人！
今はエネちゃんですよぅ。
にしても…ぶはっww」


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