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更新6　視点・シンタロー

ヤバイ…どうしよう…！

必死に足をばたつかせるが、根っこは力を緩めるどころか
そのまま俺を引きずっていく。

振り返った俺の前に立ちはだかっているモンスターの
そのつぼみが少し開き、中からピンク色の触手が
何本も俺に向かって伸びてくる。

「い…嫌っ…誰かぁ…っ！！」

つぼみから発せられる甘い匂い。
これは、マリーの薬と同じ…？

何本もの触手にからめとられて、
俺の体は、開いたつぼみの中に吸い込まれるように消えた。

花弁を通して入ってくる日光のせいで
つぼみの中は薄暗く、甘ったるい匂いにくらくらする。
よく見ると、ほのかに外が透けて見えた。
もしかして、外から俺も見えてる…？！

触手に四肢を拘束され、全く身動きが取れない。
触手がヌメヌメしていて気持ち悪い。

俺…喰われんのかな……

とか、そう思っていた時。

「ヒッ…？！」

一本の触手が、服の中に入り込んで這い回りはじめた。
ヌメヌメした体液が、直に体に触れる。

「んッ、……はぁっ…ぁ…っふ…」

なんか…触手が這い回るゾクゾクした感じが
だんだん気持ちよくなってきて…

触手が胸を刺激する。
「ふぁっ？！…ぁ…！…ん、…ぁあ…ッ…！」

嘘…嫌だっ…！そんな…いつもは、こんなこと…っ！

下半身に熱が集まり、別の触手が股に移動する。
「？！ダメ…！そんな…やめ、てぇ…！」


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