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更新3　視点・クロハ

「あー…じゃあ俺は醒めると回れば…」
今の俺の一言で、醒めるが
明らかに不機嫌になったのが分かった。

「あのだな…クロハ、もう皆のことも
名前で呼んでやってはどうだ？」

「え？」

その場に団員が少なくなり、
珍しく隠すが寂しそうに言う。

「…皆の中では、お前だって
とっくに大切な仲間なんだぞ？
蛇の名前じゃなくて、自身の名前で
呼んでやってくれないか…？

急には難しいと思うが…
まあ、今日はお祭りみたいなもんだし、
他に不審がられるからという理由でも構わないさ。」

これでも団長だからな、と独白し
隠す…じゃなかった、キドはモモと人混みに紛れてしまった。

「…俺達も見て回るか、コノハ」
そう声をかけると、不機嫌だったのが吹き飛んで、
すぐに満面の笑みになった。

…どうやら、俺に名前で呼ばれたのが嬉しかったらしい。


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