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更新7　視点・コノハ

「あ…待って、クロハ…」

クロハは用事を思い出したとか言って、
帰ってしまった。

クロハと並んで歩くの、嬉しかったのにな…
…ネギマ美味しい…でも、やっぱりクロハと食べたかった…。

「あれ？コノハじゃねーか」

「あ、ホントだw白過ぎて目立つww」

声のした方を見ると、シンタローとカノが歩いていた。
…並んで、仲良く腕まで組んで。

「あぁ…シンタロー、ゲームは…？」

「あ、ああ…貴音先輩と引き分けだったけど…」

言葉を濁したシンタローを、カノがにやにやして見ている。

「シンタロー君、僕が隣で応援してたら、
慌てちゃってさーwwぷぷっ」

「ちょ、カノ！…っていうか、
カノがあんなこと言わなければ勝てたのに…！」
照れてるのか、顔が赤い。

「…？カノ、一体なんて言ったの？」

「いやー、『シンタロー君が勝てたらキスしてあげるよっ？』
って言っただけなn((「うわぁああ〜！！」

結局、二人は仲良しだなぁ…
いいなぁ…。

「…あ、そういえばコノハ、一人で回ってたのか？」
ようやく落ち着いたシンタローに聞かれて思い出す。

「…あ…クロハと回ってたんだけど…
なんか途中から元気なくて…
さっき、『用事思い出した』って帰っちゃった…」

二人の間に気まずい沈黙が流れる。

「…それで、一人で帰っちゃったの？」
カノにしては珍しく、真剣な顔で聞いてくる。

嫌な予感がする。


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