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更新8　視点・コノハ

「コノハ…もしかしたら何もないかもしれない、
ただ本当に用事を思い出しただけならいいんだが…その…」
シンタロー君までとても心配そうで。

「…コノハ、今すぐクロハを追いかけてあげて。
キド達には僕らがうまく言っとくからさ？」
カノがこっそりウインクする。

「あ…うん。そうする…」

抱きかかえていたネギマを一旦カノに預け、
僕はクロハを目指して走り出した。


そして、案の定。

僕は、路地裏でクロハが知らない男の人に
絡まれているのを見つけた。
壁に押し付けられて、何かされてる。

後ろからそうっと近付くと、
男がクロハを抱きかかえて何か言ってるのが聞こえた。

クロハが涙目になって拒絶している。

助けなきゃ。

咄嗟にそう思った僕は、拳骨で男の頭を
思いっきり殴っていた。


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