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更新16　視点・カノ

あれから。

文化祭が終わって皆で帰ってきた時には、
二人はことを済ませた後だったのだけど。

「コノハ！クロハ！CP成立おめでとう！
クロコノも好きだけど、コノクロも良いね！」

『マリーさん…一言目がそれですかww』

「あー…まあ、それは置いといてだな…
俺からも、団長としてお祝いを言っておこう」

この通り、いち早く状況を察したマリーによって、
全団員に知れ渡ることとなった。

「…まあ、僕とシンタロー君が
こっそり頑張った甲斐があったってもんだよww」

「あ？なんでお前が関係すんだよ…
欺k…じゃない、カノ」

「えー？だってー、クロハが1人で帰ったって聞いて、
コノハに追いかけさせたの僕達だしー？
じゃなきゃ今頃、道端で発情したままか
誰か他のαに襲われてたかもしれないじゃーん？」

冗談で言ったつもりだったのに、
ソファーに座っていたクロハが青ざめていく。

「な？！…んでお前が知っt…」
「あっれー？ホントに当たっちゃってたー？ゴメンゴメンww」

「カノ…クロハ、いじめちゃ駄目…」


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