15歳以上向け小説投稿サイト「大人小説☆カキコ」。超本格派から秘め事・過激な小説まで！

更新1　視点・カノ

「…メカクシ完了、だな」



「いやー、今回も危なかったねーw」

任務からの帰り道。

「そうっすね…ただ、カノが言うと
危なかった感じが伝わってこないっすね！」

「確かに…俺もそう思えてくるな」

「…えー？セトもシンタロー君もヒドイなぁー、
僕だって、ヒヤヒヤした時あったんだからねっ！」

…主にシンタロー君のことだけど。

『ご主人、もう忘れたんですか？
停電させた途端、分かってたにも関わらず
ツナギさんにしがみついて震えてたじゃないですかぁ！』

そう言ってエネちゃんが動画を再生し始める。

[ぅひゃぁぁ……！(泣)]

「ばっ…！エネお前、撮ってたのかよ？！」

もう…僕だってシンタロー君のこと、
一番心配してたのに！

だって、僕達“付き合ってる”んだよ？

セト以外のメカクシ団のみんなには内緒だけどさ。


続き>>486