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更新2　視点・カノ

なのにシンタロー君、怖いからって
セトの腕にしがみついたりして。

今だってほら。

「でも、そのあとの二人の連携は、
素晴らしかったっすよ？」

「ん…ま、まあな。」

『これも、スーパープリティー電脳ガール、
エネちゃんのおかげなんですから！』

まだセトの隣歩いてるし、
ずっと二人(三人？)で話してるし。

…セトだって知ってるくせに。
僕のシンタロー君を取らないでよね！

「お兄ちゃん達、騒ぎすぎ！
マリーちゃんが怯えてます！」

「あぅ…そ、そんな…！
ご…ごめんね…？モモ、ちゃん…」

キサラギちゃんの言葉にシンタロー君が言い返す。

「おい！別に俺達そこまで騒いでないだろ？！
なあ、セト！」

「え？あ…まあ…そうっすね…？」

わざわざセトに同意を求めるシンタロー君を見ていて、
僕の中で何かが切れた。

「おい、お前達、ほどほどにしないと
アジトの風呂掃除を____」
「キド、僕、シンタロー君と用事あるから
先帰ってて」

キドの言葉を遮って、シンタロー君の腕を掴む。

「え！俺聞いてな((「用事。あるから。」…お、おう…？」


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