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更新2　視点・シンタロー

「ひゃいッ？！」

あ、ヤバイ変な声出た。

カノが爆笑してるけど、言い返せない…
だって、俺、本当はM気質だから。

カノの肩越しに、いつもより少しだけ
機嫌の悪そうなコノハと目が合った。
次の瞬間。

「____ッ？！」

後ろに仕込んだローターが振動を始めた。

カノに、バレてないよな…？！

どうしよう…キドの能力があるとしても、
ここは人の多いデパート…もし気付かれたら…//

「お、俺…ちょっと、トイレ行ってくる…」

その場から逃げたい一心だったのだが、

「あ、僕も…」

と、コノハまで着いてくることになった。

ヤバイ。絶対何かされる。

そう焦りながら、半分くらいは期待している自分は
やっぱりMなのかなーとか考えていた。

「…シンタロー」

ふいにコノハが口を開いた。

「ん、なに…っア…//」

ポケットに突っ込んだコノハの右手。

その右手に握られたリモコンで、
振動レベルを上げたに違いない。

「とりあえず…トイレまで、我慢。
勝手にイッたら…“お仕置き”、だよ？…頑張って？」


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