更新4その頃、対岸でも短冊の話で盛り上がっており、クロハも同じように天の川の向こうを見つめていた。「クロハは……短冊、書かないの……?」「……別に」隣に腰かけたコノハにクロハは素っ気なく答える。「そんなこと言って……ホントは、久しぶりにシンタローと会えるのがすっごく嬉しいくせに」「っな……!う、煩ぇよ」案外図星だったのか、クロハはぷいと顔を背けてしまった。そして、7月7日。