大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: BLカゲプロ館・R18多め クロシン/オメガバース ( No.812 )
- 日時: 2017/12/21 17:41
- 名前: ゆあら ◆IrmWJHGPjM
更新2 視点・マリー
「……それで、私のとこに来たの?」
「女王、俺は……どうしたら……!」
私の向かいに座るクロハは、そう言って頭を抱えた。
さっきからソワソワと落ち着きが無く、何だかイライラしている。
部屋に入ってきた時から、テンション低いし顔色も良くないしで
シンタローのことかなーとは思ったけど……
「はぁ……俺、シンタローに嫌われちまったのか?」
「うーん……そういう訳じゃないと思うよ?」
「でも、触らせてくれねぇし……キス以上は止められるんだよ……」
「でも、キスはさせてくれたんでしょ?」
「まあ、そうだけど……。
やっぱり、俺とはもうヤリたくねぇのか?
クソっ……俺は毎日でもヤリてぇけどよ、
シンタローにとっては番うための行為でしかなかったのかよ」
グシャグシャと片手で髪を掻いて溜め息をつく。
「だったらもう、押し倒して強引にヤッちゃえばいいんじゃない?」
っていうか、私はそれが一番手っ取り早いと思うんだけど。
「……シンタローを傷付けたくはねぇんだよ。
……あーもう、解んねぇ……!」
あれ、意外と律儀なんだな。
「じゃあ……シンタローも気持ち良ければいいんだよね。
それなら、イイモノがあるよ!」
席を立つと、戸棚の端に仕舞っていた小瓶を取って
不思議そうな顔をするクロハに差し出す。
「あの……女王、これは……?」
「えーっとね、それは……ごにょごにょ……」
クロハの耳に口を寄せて教えると、クロハはビックリした顔になって
いくつか錠剤の入ったガラスの小瓶をしげしげと眺めた。
次にいつもの意地の悪い笑みを浮かべて
「ありがとな、女王」
と言った。
「後でどうだったか感想教えてね〜」
「……しょうがねぇな」
クロハは小瓶をポケットに仕舞うと、
来たときよりは幾分かマシな顔色で部屋を出ていった。
続き>>816
PR