大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: BLカゲプロ館・R18多め クロシン/オメガバース ( No.837 )
日時: 2018/01/12 19:19
名前: ゆあら ◆IrmWJHGPjM

更新6 視点・シンタロー


クロハの舌打ちに、知らず体が強ばる。
……どうしよう、機嫌を損ねた。

何が悪かったのか、どうしてそんなに怒っているのか分からない。
とりあえず謝らなければ、と思うのだが
喉の奥に声が張り付いたみたいに、咄嗟に言葉が出てこない。

後ろから強く抱き締められて、慌てて身を捩ったが、遅かった。

うなじに鋭い痛みを感じて、頭が真っ白になる。
目の前がチカチカして、自分がイッてることに気付いた。

「へぇ……噛まれただけでもイケるもんなんだな」

ガクン、と首が前に倒れ、
全身の力が抜けていくオレを横たえながら耳元で囁く。

「__っは、ぁ……はぁッ……はぁ、ッ……はぁッ……」

体の奥は熱を出したかのように熱いのに、
背筋を這い上がる寒気に全身が粟立つ。
ヒート状態になったオレは、ただシーツを握り締めて
不規則な荒い呼吸を繰り返すことしか出来ない。

「シンタロー……シンタロー、っ」

オレに覆い被さるようにしたクロハの舌が口内で暴れる。
オメガのフェロモンに当てられたクロハの黄色い瞳は
獣のように爛々と輝いて、オレを真っ直ぐに見つめて離さない。
口の端からどちらのものか分からない涎が垂れても拭えないまま、
体は快感を拾って自分の意思と関係無しに跳ねる。

「んッ、ぁ……あッ……ぁ、ああッ」

ぐっ、と後孔にクロハのモノが宛がわれて
小さい悲鳴のような媚声が上がる。

「はぁ……っ、分かるか?ココ……ヒクついて、俺を誘ってる」

「ぁ、ん……ん、くろ、は……!くる、しっ……
はや、く、はやく……ッあ、ち、ちがぁっ、や……っ!」

気を抜くと勝手に言葉が溢れ出て、止められない。

苦しい。熱くて、もどかしくて、息が出来ない。
でも、Ωの体は、この体は、αを受け入れてしまえば
それさえも快感として解放されることを知っている。

「くろはっ、くろ、はっ……!」

「っ、我慢、出来ねぇ。挿れるぞ……!」

「や、っあ、あ、ッああああ……!」

ぐっと両足を持ち上げられて、確かな質量を持ったソレが
肉壁を押し広げながら挿入ってきた。
腹の奥が熱い。苦しい。
びりびりと頭のてっぺんから爪先まで痺れるような快感がオレを襲って、
だらしなく口を開けたまま声を上げることしか出来ない。


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