大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: BLカゲプロ館・R18多め クロシン/オメガバース ( No.846 )
日時: 2018/01/25 19:18
名前: ゆあら ◆IrmWJHGPjM

更新8 視点・シンタロー


「ん…………」

目が覚めると、裸で寝ていた。

まだ眩しくない、柔らかい朝日が部屋に差しこんで、心地良い。

少し遠くで水の流れる音が聞こえる。
多分、クロハがシャワーでも浴びてるんだろう。

それにしても……体が痛い。
全身の筋肉と関節が悲鳴を上げているみたいだ。

昨日はかなり激しくされたせいか、後半はイマイチ覚えてないし……
体はクロハが拭いてくれたみたいだけど……

「シンタロー、起きたか?」

いつの間にかシャワーの音は止んでいて、
黒いTシャツに着替えたクロハが声と共に部屋に入ってきた。

「ああ、うん……おはよ…………ッひ?!」

頭と腰の痛みを堪え体を起こしたオレだったが、
直後、体内をどろりと伝う感覚に硬直した。

「く……クロハ!おま……っ、ナカに出しただろ?!」

「ん?ああ」

「ああ、じゃなくて……!に、妊娠……してたらどうすんだよ!」

Ωのオレが中出しされたってことは、つまり……そういう可能性は高いってことだ。
なのに……!

「あ?妊娠なんてしねぇよ」

「は?で、でも……!と、とりあえず病院、」

怒りやら恐怖やら不安やらでパニックになっていた寝起きのオレに向かって、
さもめんどくさそうに髪を掻いたクロハは爆弾発言をかました。



「昨日、お前に最初に飲ませたやつだけど。
あれ、媚薬じゃなくて避妊薬だから」



「…………は?」

なんて?……避妊薬?

「……まぁ、俺としてはシンタローが子供産んでくれても
それはそれで嬉しいけどな」

なんて言って照れたように笑うクロハ。

「え、……はっ//?!」

ようやく言葉の意味を理解して、顔が火照ってくる。

「そ、そんなこと言われても//……!
っていうか、コレ!どうすんだよ?!」

「なんなら、俺が掻き出してやろうか?」

「?!べ、別にいいっ」

「どうせ体痛くて動けねぇんだろ?風呂場まで連れてってやる」

「ふぇっ?!や、下ろしてっ//」

「嫌だ。一生離さねぇ」

オレを軽々と抱き上げて風呂場に向かいながら、
珍しく真剣な顔で言ったクロハは本当にカッコいい。

「っ……ばか……//」

オレの、自慢の番。


END


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