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はーっ、はーっ、と荒く浅い息が、熱の籠った薄暗い部屋に響く。

「あッ……！あ、ぁあッ、ひ、あぁあッ……！ぅあ、ぁ、あッ、あ……」

閉じきらない口からは、律動に合わせてひっきりなしに媚声が漏れ、目は霞み、光を失っている。
クロハのモノはくたりとしたまま、潮なのか薄くなった精液なのか分からないような透明な液体をたらたらと腹の上に垂れ流している。

あれから、何度もイかされた。男達にかこまれ、
クスリを打たれ、前も後ろも、時間の感覚も分からなくなるまで。

「クロハ君だっけ？もう、女の子なんて抱けない体になっちゃったね？」

「あッ……ぁ、あっ！ぁ、あッ、あ……！」

クロハには、からかう男の声すらもう、聞こえていないのかもしれない。

「なぁ、コイツ大丈夫か？目イッてね？死なない？」

面白い程びくびくと跳ねるクロハを見て、男の１人が怯えたように尋ねる。

「大丈夫だろ。もっと楽しもうぜ」

パキッ、と新しく錠剤を取り出して、男が下卑た笑みを浮かべる。

けれど、息を荒らげ男の手元を見るクロハの目には、確かに欲情と悦びが浮かんでいた。




END