大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: BLカゲプロ館(目次アリ/R18多め) ( No.995 )
- 日時: 2020/06/20 15:26
- 名前: ゆあら ◆IrmWJHGPjM
お久しぶりです(笑)
更新2
長かった夏が終わり、待ち焦がれた秋が来て、冬になりクロハと出会った。その辺は色々と割愛するが、
そうして訪れた春に「俺のモノにしたい。」なんていう独占欲剥き出しの告白を受けてから、二人の仲はまあ順調に進んでいると言っていい。
男同士である以上デートらしいものはあまり出来ていないし、アジトやシンタローの部屋で過ごすことが大半だが、お互い特に不満はない。
まあ、シンタローが出不精であるのも理由の一つではあるが。
それで3、4ヵ月もおうちデートなんてしていれば、当然やることもやってるわけで。
パソコンの周りを片付けていたシンタローは、コンコン、という音に窓を振り返った。
もしや、とカーテンを少しだけ引くと、ベランダに立っていたクロハが「よぉ」と窓越しに笑った。
シンタローはまたか、と少しげんなりすると「げ、ん、か、ん!」と口パクしてカーテンを閉める。
それから慌ててペットボトルとお菓子のゴミをを捨て、ベッドサイドの小物や床に積み上がっていた本をクローゼットに押し込み……チャイムが鳴った。
「クロハお前なぁ……!玄関から来いっていつも言ってるだろ……」
「わりぃわりぃ」
少し怒ったようにため息をつくシンタローもへらりと笑うクロハもいつものことだ。
「ん……?奪うの奴はいねーのか」
「あぁ、モモは雑誌の取材で、エネも一緒に出掛けてるから……二人だけ、デス」
へぇ、と何かを察してわざとらしく舌なめずりしてみせるクロハに、シンタローは気付かないフリをして部屋に上げる。
PR