大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: 【黒バス】腐向け 黄瀬×(オリキャラ) R18 ( No.73 )
日時: 2017/05/04 09:33
名前: 無冬 ◆vczVbPqLLA

『渡さない-接近編-』
(side:洸流)


今はもう涼太とも仲直り――――と言うかお互いの気持ちを伝えあって付き合っているからあの先輩達にさえ会わなければ帝光中の時の友達と再会しても大丈夫だと、そう判断して伊崎君とこれからも一緒に遊ぶのを了承したんだけど……。
「最近、良く会うね」
週三回ぐらいは学校帰りに会う。
伊崎君曰く「偶然だよ、偶然」だそうだけど。
待っててくれてるなら正直にそう言ってくれても僕は良いんだけど、あくまで偶然だって言い張るから特に言及もしない。

二人で良く行くのはちゃんと整備されてる所のバスケットコート。
前に行った所はゴールポストが壊れたからコートしかない状態になっていた。
新しい所には伊崎君がボールを持参してスリーポイントシュート対決をしたりとか。

「って言うかさー、いつまで名字呼び?」
昔は結友だったのに、って続けて言われて「うーん……」と悩む。
何か、慣れちゃったんだよね。名字呼びに。
「今更戻すのもなぁ……」
そう呟くと明らかに不満そうな顔をされる。
「…………名前呼びの方が良いの?」
その表情からそうなんだろうけど敢えて訊くと「当然」と答えられてしまった。
「……解ったよ」

Re: 【黒バス】腐向け 黄瀬×(オリキャラ) R18 ( No.74 )
日時: 2017/04/20 19:16
名前: 無冬 ◆vczVbPqLLA

(side:洸流)続き


「お、じゃあ今呼んで」
名前呼びに戻るのを了承したとたん――伊崎君改め――結友が口許を緩めながらそんな事を言ってきた。
急だね。いや、さっきも急だったけど。
うーん……面と向かって改めてって言うのは恥ずかしい気がする。
でも、まぁ呼ぶだけ……だし。
「……………………結友」
ボソッと少し小さく呼んでみた。
それだけでも物凄く満足そう。
………………何か、昔に戻ったみたい。
懐かしくて遠く感じる三年前。
中学は入学してすぐの頃が一番楽しかったな。部活に入る前、皆でよく遊んでたあの頃。
でも、今が一番楽しい。
ずっと好きだった人と結ばれて友達もいて、バイトもしてて生活が充実してる。

「洸流?」
不意に結友に名前を呼ばれ顔を上げると結友は不思議そうな顔をしてた。
「え、あ……ちょっと懐かしいなって思ってただけだよ」
前よりは中学の頃の楽しい出来事を思い出す事が出来るようになってて、自分でも少し安心してる。
ずっと、あの経験に悩まされ続けて――今も見えない傷痕は残ってる――けど、でも。
今が楽しいから、安心してるから、楽しい記憶が甦る。
「そっか」
僕の言葉に結友が安心したように笑った。

Re: 【黒バス】腐向け 黄瀬×(オリキャラ) R18 ( No.75 )
日時: 2017/09/20 13:09
名前: 無冬 ◆vczVbPqLLA

 * SIDE――伊崎―― *


俺の名前を呼んだ直後、洸流が穏やかに微笑んだ。
急に大人びたような表情を浮かべて何かあったのかと思って少し心配になって名前を呼ぶ。
「洸流?」
名前を呼ばれた洸流はなぜ呼ばれたのかと不思議そうに顔を上げた。
「え、あ……ちょっと懐かしいなって思ってただけだよ」
懐かしむような表情で答えが返ってきて、それが嫌な記憶じゃないって事が判り、安心した。
「そっか」
俺はもう、洸流に辛い思いはして欲しくないから。
これからは幸せだって思える時間を多く過ごして欲しい。
そして出来れば俺は、そんな洸流を傍で見守って居たい。
それは友達としてなのか、それとも――――、

「洸流、今日一緒に夕飯食べに行く?」
もう陽は大分傾いていたし、今日は金曜日で明日、学校は無い。
だから誘ってみた。
「あー、うん。そうだね、行こうか」
洸流は一度空と腕時計を見て、頷いた。

Re: 【黒バス】腐向け 黄瀬×(オリキャラ) R18 ( No.76 )
日時: 2017/09/20 13:10
名前: 無冬 ◆vczVbPqLLA

 * SIDE――洸流―― *


最近、結構結友と過ごす時間が多くなっていた。もしかしたら、涼太よりも過ごす時間が多いかもしれないぐらいに。
涼太と結友が再会した辺りからなぜか結友が僕に頻繁に会いに来るようになったし。
何かあったのかな?
…………悩み、とか?
でも、結友なら普通に相談しそうだけどなぁ。

「じゃあね、結友」
夕飯を一緒に食べた後、電車で僕の家の最寄り駅に着き、隣に立つ結友にそう告げる。
「ん、じゃあ……またね」
出入口だと人の邪魔になるからその場で別れを告げて僕は電車を降りた。
結友に毎回「またね」って言われる度になぜか苦笑が漏れてしまう。
何でかな。そう疑問に思ったら涼太の姿が頭に浮かんで余計に首を傾げる。
「涼太に"またね"……?」
思わず駐輪場で自分の自転車を前にしながら考え込んでしまう。
「……………………あ、そうか」
少しの沈黙の後、なぜ涼太が連想されたのか判ってちょっとだけ泣きそうになった。

――――また明日っスね。

あの時、最後に聞いた言葉が「また明日」だったから苦笑が漏れてしまうんだろう。
…………あぁ、涼太に会いたくなった。
あの時の事を思い出したせいで急激に寂しさが込み上げてきて胸がチクチクする。
今はもう会おうと思えばいつでも会えるり所に居るのに、それでも。
「……明日、電話してみようかな……」
一人、そう呟いて自転車乗って家路についた。

Re: 【黒バス】腐向け 黄瀬×(オリキャラ) R18 ( No.77 )
日時: 2017/09/20 13:10
名前: 無冬 ◆vczVbPqLLA

 * SIDE――黄瀬―― *


今日は午前中部活だけどそれが終わったら仕事も無くてゆっくり出来る。
……実は最近、洸流と会えてない。
一週間ちょっとぐらい。正確な日数にすると十日。
せめて週に一回は会いたいんスけどね……。
洸流もバイトしてるし……オレも部活と――セーブしてるとは言え――仕事があるからきっちり一日休みって言うのが洸流と被るとは限らないのも、それもちゃんと解ってるんスけど。
「んー……会いたい」
今日、部活終わったら電話しよう。

  *  *  *

あーっ……疲れた……。
まあ、楽しいんスけどね、バスケ。

学校から出て校門のとこに寄り掛かりながら洸流に電話を掛けようと思って携帯を取り出す。
――――♪〜♪♪〜♪
「えっ、洸流からだ」
不意に着信音が鳴って画面を確認したら洸流からで物凄く驚いた。
「もしもし」
すぐに電話に出ると、電話越しに洸流が少し驚く感じの気配がする。
『え、あっ……もしもし、今大丈夫?』
久し振りに洸流の声聞くと凄い会いたくなる。
「大丈夫っスよ。オレも今電話しようかと思ってたし」
『あ、そうだったんだ』
洸流、ちょっと嬉しそう。
「そっスよ」
そう答えて洸流から電話を掛けてきたから何か話があるのかと思って洸流が話を切り出すのを待つ。
『…………あ、の……ちょっと涼太の声聞きたくて……』
オレの意図に気付いたのか恥ずかしそうにぼそぼそと電話を掛けてきた理由を話した。

Re: 【黒バス】腐向け 黄瀬×(オリキャラ) R18 ( No.78 )
日時: 2017/09/20 13:11
名前: 無冬 ◆vczVbPqLLA

 * SIDE――洸流―― *


昨日の夜冷蔵庫が空っぽになっている事に気付き、午前中は買い物に行ったりしてて涼太に電話を出来なかった。
それに、仕事とか部活の可能性もあったしで迷って掛けられなくて。
午後だって仕事の可能性はあるし、部活が終わってるか微妙な時間だし。
でも、結局は。

『もしもし』
掛けてすぐに涼太が電話に出て驚きながら久し振りに声が聞けたと安心する。
「え、あっ……もしもし、今大丈夫?」
おずおずと涼太に訊いてみる。忙しかったらまた今度掛け直そう。
『大丈夫っスよ。オレも今電話しようかと思ってたし』
「あ、そうだったんだ」
だから電話にすぐ出れたんだ。ビックリした。
でも、嬉しいな。同じタイミングで電話掛けようとしてるなんてなかなか無いし。
『そっスよ』
短い応えが来たものの、それから涼太は何も喋らなくなる。
何か待ってるのかな?
……あ、もしかして僕から掛けたから用事があるかどうかを聞きたい、のかな。
正直に言うの、恥ずかしいな。
でも、他にいい感じの理由浮かばないし……。
「…………あ、の……ちょっと涼太の声が聞きたくて……」
恥ずかしいながらも正直に伝えると電話口でクスリと笑う気配がする。
『――――オレも、声聞きたかったっス。しかも、会いたいっス』
滅茶苦茶恥ずかしくてその場に思わずしゃがみ込むと羞恥を一切感じてる様子もなくサラッとこっちが恥ずかしくなる事を言ってきた。
いや、嬉しいけど。嬉しいけどね。
けど、やっぱ恥ずかしい。
「ぼ、くも……会いたい……」
でも、それに正直に答える。

Re: 【黒バス】腐向け 黄瀬×(オリキャラ) R18 ( No.79 )
日時: 2017/09/20 13:12
名前: 無冬 ◆vczVbPqLLA

 * SIDE――黄瀬―― *


『ぼ、くも……会いたい……』
そんなに切なそうに言われたら、オレは。
「……今から、そっち行くっス」
オレは洸流にそう告げて駅へ向かう。
『へっ? え、あっ、ちょっ……――――』
電話をしたままだと走り辛くて電話を切る。
その寸前に洸流の戸惑う声が聞こえたけどオレは気にせず、洸流に早く会いたくて。

  *  *  *

電車に乗って洸流の家の最寄り駅に着いて改札を通ると洸流が待っていた。
「洸流」
抱きつこうと手を伸ばしたら、洸流はそれに応えるかどうか迷って葛藤してる。
「……ここじゃ嫌っスか?」
洸流はわりと人目を気にするらしく手を握るのも人前じゃ出来ない。
答えを待つけどまだ迷ってる。
「…………こっち」
ちょっと俯きながら洸流はオレの裾を引っ張って人の少ない所へ歩いていく。
あ、洸流の顔が赤い。

「…………」
ひっそりとした場所で、洸流はオレの胸に顔を埋めた。
オレは別に、公の場でのハグとか気にしないんスけどね……。
「久し振りっスね、洸流」

Re: 【黒バス】腐向け 黄瀬×(オリキャラ) R18 ( No.80 )
日時: 2017/09/20 13:12
名前: 無冬 ◆vczVbPqLLA

 * SIDE――洸流―― *


久し振りに涼太に触れて、涼太の腕に包まれて、凄く安心する。
チュッ、と額にキスをされ、嬉しいのと恥ずかしいので僕の顔が段々熱くなっていく。
だからさっきよりも強く涼太の胸に額を押し付ける。
「…………ドキドキ、する……」
顔を合わせるだけで、触れられるだけで心臓が煩くなっていって。
僕のこの音、涼太に聞こえてたら恥ずかしいな……。

「洸流、ちょっと」
不意に涼太が僕から体を離し、手を掴まれてどこかへ移動し始める。
…………もっと人が少ないとこに向かってる気がする。
「……涼太、どうし――――っ?」
涼太が足を止めた所で声を掛けたら強く抱き締められた。
さっきとは少し違う抱き締め方で、息を飲む。
人通りが無くて、少し狭い路地裏。
ここに居るだけでドキドキするんだけど……。
「あ、のさ……みみ、もと……ちょっと……」
耳許に涼太の吐息が掛かって凄くくすぐったい。

――――チュッ

「ひ、ぁっ……!」
突然涼太に首筋にキスをされ、くすぐったいのと驚いたせいで変な声が出てしまった。
「こっち、向いて」
さっきのでちょっと体を強張らせていると、涼太にそう囁かれて顎を持ち上げられる。
こっち向いてと言うわりには半ば強制的に涼太の方を向かされ、今度はちゃんと唇を重ねる。
……キスするために、人の居ない所に移動したのかな?
「っ……んっ……」
キスだけかと思ったら僕の唇を割って涼太が中に舌を滑り込ませてきた。
ここじゃ流石にまずいって……!
頑張って抵抗するけど力じゃ敵わなくて、段々膝から力が抜けていく。

Re: 【黒バス】腐向け 黄瀬×(オリキャラ) R18 ( No.81 )
日時: 2017/09/20 13:13
名前: 無冬 ◆vczVbPqLLA
参照: ※キャラ崩壊の予感!!!

 * SIDE――黄瀬―― *


久し振りに会えて、洸流のあんな顔見たら我慢出来なくなる。
だから洸流の気にする人目を避けて路地裏に来た。

洸流にキスをして、舌を絡ませると羞恥とか理性とか本能とかに惑わされて複雑に感情が入り混じってるのが見てとれた。
きっと、洸流のこんな顔が見れるのはこの世界でたった一人、オレだけ。
他の誰にもこの顔を見せたくない。洸流を渡したくはない。
見せびらかしたいのに、隠したい。

カクンッ、と洸流の膝が折れて座り込みそうになるの支える。
「っ……りょ、たっ…………」
潤んだ目で、見上げられると更にもっとしたくなる。
我慢が、理性が、ヤバいっス。
「バ、カ……せめて…家、で――――」
「家でなら、良いんスね?」
食い気味にそう確認を取ると、戸惑いながらも洸流は頷いた。
「なら、家行って良いっスか?」

  *  *  *

「っ、ちょっ……待っ、んぅ……っ……」
洸流の家に着いてすぐに――玄関だけど――我慢出来なくて、また洸流の膝が音を上げるまで深く深くキスをした。
「や……ぁ、待って……」
その場に座り込む洸流に、まだキスをしようと思ったら顔を背けられる。
「何で?」って訊くと顔を真っ赤にして俯いてしまう。
「…………ここじゃ、やだ……」

Re: 【黒バス】腐向け 黄瀬×(オリキャラ) R18 ( No.82 )
日時: 2017/09/20 13:14
名前: 無冬 ◆vczVbPqLLA

(side:黄瀬)続き-1


「んんッ……!」
洸流を抱き上げ、ベッドに連れて行きキスをしながら服を脱がしていく。
角度を変えて何度も深くキスをして、舌を絡ませて洸流をとろとろに溶かす。
「ふ、はっ……い、き……苦しい……」
合間に洸流がオレに寄り掛かりながらそんな呟きを漏らした。
熱っぽい吐息とか、凄く煽られてる気分になる。
もっと、もっと、ってこの先を想像するだけでも勝手に一人で盛り上がれる。
でも、やっぱり。
「苦しいのは、こっちもっスよね?」
想像だけじゃ足りない。
脇腹から辿り、腰の前面部をそっと撫でる。
洸流は恥ずかしそうに顔を赤らめてピクリと体を震わせた。
「意地悪、は……」
前にちょっと意地悪くした時結構嫌がってたっスもんね。
「ちゃんと解ってるっスよー」
額にキスをして、ズボンに手を侵入させる。
その先にある熱を目指して。

「ッ……」
キスだけでも形を変え、熱を持つ洸流のソレを手で包み込む。
洸流が体を強張らせてオレの服を掴んで顔を埋める。
「顔、見たいっス」
そう囁き、手を動かし始めるとさっきよりも体が強張った。
やっぱ、顔上げないし。
先端の窪みを軽く引っ掻いてみる。
「ひあっ、やっ……っ……」
嫌がる素振りは見せるもののそんなに嫌がってる様子はなく、段々と蜜の量も増えて動きも滑らかになっていく。
「や、まっ……んッ……!」
オレの服を掴む洸流の手に力が込もり、限界が近いと言うのが解る。
早いな、と思いつつも手の動きを速めていく。
「ッ、はっ、だめッ、もっ……」
首を横に振って洸流が限界を知らせてくる。
「良いっスよ、出して」
そう囁いて絶頂へと導いていく。

「っ、ああっ、やっ、んッ――――!」
洸流は限界を迎え、オレの胸に顔を埋めて四肢を強張らせる。
オレの右手に洸流の熱が放たれ、肩で息をする洸流の首筋にキスをした。

Re: 【黒バス】腐向け 黄瀬×(オリキャラ) R18 ( No.83 )
日時: 2017/05/01 11:13
名前: 無冬 ◆vczVbPqLLA
参照: ※キャラ崩壊の予感!!!

(side:黄瀬)続き-2


左手で洸流の顎を抄い、キスで呼吸を奪う。
そしてベッドに押し倒しながらズボンと下着を脱がせていく。
これで洸流を包む服は一切無くなり、キスを止めると洸流に自分の顔を腕で隠されてしまった。
顔隠したら頑として顔を見せようとしてくれないんスよね……。
あぁ、そうだ。なら、行動でどうにかしよう。
あんまり意地悪くしない程度に、ちょっとだけ。
「っ……ぃ……」
洸流の鎖骨に軽く歯を立てて噛み跡を残してみる。
でも、反応は薄い。
少しずつ下へ移動し、胸にある突起を口に含みながら右手で洸流の太股をそっと撫でる。
「ふ、っ……」
呼吸は熱っぽく、それだけでも欲を煽るのに声を堪えているから今、どんな表情をしているのか気になって、見たくなっていく。
けど多分「顔見たい」って言っても簡単には見せてくれない。
だったらやっぱり、自分から見せるような事になるのが一番いいっスよね。
「ッ……!」
太股を辿って洸流のすぼまりにそっと触れると洸流の体が少し強張った。
そっちばかりに意識を集中させないために口に含んだ突起を甘噛みする。
「ぃっ……」
直後に誤魔化すように舌を這わせ、一度口を離す。
そして少し体の力が抜けるタイミングを見計らってすぼまりに触れていた右手に力を込めて指を一本中へと侵入させる。
「ぅ、ぁっ……!」
急で驚いたらしく、中がキツく締まる。
「キツいっスね……」
そう呟いて洸流が力を抜くのを少し待つ。

Re: 【黒バス】腐向け 黄瀬×(オリキャラ) R18 ( No.84 )
日時: 2017/05/04 10:16
名前: 無冬 ◆vczVbPqLLA
参照: ※キャラ崩壊の予感!!!

(side:黄瀬)続き-3


「ふ、ぁああッ、やッ……!」
洸流の体から少し力が抜けた後、オレは洸流の中に入れた指を動かしてすぐにあのポイントを見つけた。
その場所を執拗に擦ると洸流は甘い声を溢す。
嫌がるように首を振るけど、体は確実に絶頂へと向かっている。
「嫌っスか?」
素直じゃないな、と思いつつ意地悪く手を止めずに訊いてみると涙目で何とも言えない表情になった。
「ッあ、ふ……やだ、ッ……」
さっきと同じ答えが返ってきて仕方なく手を止める。
そしたら、中が刺激を求めて蠢く。
「っ……ぁ……意地悪……」
か細い声でそう囁かれて思わず笑みが溢れる。
"止めるの嫌"って素直に言ってくれても良いんスけどね……。
まあ、それを言ったら流石に拗ねちゃいそうだから言わないっスけど。
「ごめんごめん」
今度は中を広げるように指を動かすと洸流の腰が若干浮く。
「は、ぁッ……変、になりそ、ッ……!」
洸流はシーツを強く掴んでこの快楽に溺れないよう堪えている。
指を増やして中を広げるようにするのと洸流の弱い場所を刺激するのとで洸流を快楽に溺れさせようと誘う。
「ッ……あ、ッ、ああッ、や、んッ――――!」
洸流の声が途切れ途切れになるのに合わせて洸流の体が強張っていき、不意に中がキツく締まった。
ぐったりとする洸流の中から指を抜き、そっと頬にキスを落とす。
「洸流」
そっと名前を呼ぶと洸流は顔を上げてオレに手を伸ばしてくる。
足を持ち上げ、キスをしながら今度は指じゃなくて自身を洸流のすぼまりに宛がう。
「ッ……――――」
洸流がオレの首に手を回し、一度唇を離すタイミングで一息に洸流の中へと自身全てを入れた。
充分に解されているとは言え、久し振りと言うのもあって少しはキツく感じる。
そして何より、熱い。
「りょ、う……た……」
洸流は途切れ途切れにオレの名前を呼ぶ。
きっと、今洸流はオレと同じ事を感じているはず。
熱くて、少し苦しくて。でもそれは嫌な意味じゃなく嬉しい事だって、そう感じているはず。
「す、き……」
このタイミングで言うとか……ずるいっスよ。
「オレも、好きっス」
ずっとその手を離したくない。ずっと洸流の隣で笑って居たいってそう思ってるから。

Re: 【黒バス】腐向け 黄瀬×(オリキャラ) R18 ( No.85 )
日時: 2017/05/04 10:17
名前: 無冬 ◆vczVbPqLLA
参照: ※キャラ崩壊の予感!!!

(side:黄瀬)続き-4


「動くっスよ」
一応確認を取ると洸流は小さく頷いた。
それを確認してからゆっくりと腰を動かす。
「んっ、は……ぁッ……」
最初の内はそこまで激しくせず、ゆっくりと体を慣らしていく。
でも、それは最初はまだ理性が少しでも利いているから出来るだけで。
少しして洸流の声を、姿を見ているともっともっと乱れさせたくなっていって。
「はッ、ぁぁああッ……――――ひぁッ……!?」
不意に洸流の気持ち良い所に当たったらしく、一際甘い声が出た。
「……ここ、っスね」
「ゃ、ッ……待って……ッ!!」
そこを容赦なく突くと、中がうねった。
「ああッ、や、っ……なのっ……変にッ……!」
洸流のこういう時の"嫌"は本音じゃない。
だから、繰り返し同じ所を激しく突く。
「変に、なっても……ッ……良いっスよ」
優しく囁いて、オレは洸流に深く深くキスをする。
舌を絡ませて呼吸さえも奪って。

部屋に響くのは、卑猥な水音とオレ達二人の呼吸の音と、オレ達の声。
オレ達だけの世界。
今まで、こんなに何かを求めた事はなかった。
いつも強く望む事なく、そこまでの苦労もする事なく、色んな物を手に入れてきた。
洸流が、初めてだった。
こんなに強く望んで、一つになってもまだ足りないって思って、まだ洸流を求めてる。
もっと、もっとって。

「りょ、う……ッ……」
洸流の気持ち良い所を擦りながらながら激しく、繰り返し奥を突くと洸流が限界を知らせてきた。
「オレも、っス」
洸流を抱き締め、一層激しくして二人で絶頂へと向かう。
「はッ、ああッ……ッ――――!」
「ッ――――」
洸流が達し、中を強く締められてオレも洸流の中で達した。

Re: 【黒バス】腐向け 黄瀬×(オリキャラ) R18 ( No.86 )
日時: 2017/09/20 13:15
名前: 無冬 ◆vczVbPqLLA

 * SIDE――洸流―― *


シャワーを浴びてからリビングに戻るとソファーで涼太がスマホの画面を見ながら難しそうな顔をしていた。
「涼太?」
どうしたのかと訊くように名前を呼んで隣に腰掛ける。
「んー……挑戦状……っスね」
その画面を見せられ、良く見るとどうやら友結からのメールらしかった。
連絡先交換するほど仲良くなったのかな、って一瞬だけ思ったけど、内容は仲の良い友人に送るものではなかった。

『今日、俺と本気でちゃんと戦ってみない?』

たったそれだけの、短い文章。
ただのバスケの誘いにしては、少し変。
その文章も、涼太も。
それに、何で涼太はこれを"挑戦状"って言ったんだろう。
「…………洸流、一緒に来てくれるっスか?」
「うん? 良いけど……」
何でそんなに難しそうな顔をしてるのかな。


『渡さない-接近編-』完