大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: 【文スト.芥敦.執筆中】駄作・雑多缶【R18腐】 ( No.13 )
日時: 2017/07/06 03:21
名前: 烙 ◆nI0A1IA1oU

芥敦でケーキバース〜【その目に映る焦がれを】その1※モブレ注意←

 え?ケーキバースですか?んーそうですね、何だかよく分かりませんが.....お腹空いちゃうようなネーミングですね、何かの記念日とかですか?え、あ、それだと僕か賢司君か谷崎さんか分からないと...そ、それは困ります!.....これでも僕が原作の主人公なんですからね、僕が...←

 ......、...ところで.....結局、ケーキバースって何のことだったんだろ?まあ、社に関係のないことだと良いけど、後で調べたら何か分かるかな? うん、妙に気になるから調べてみよう

ーーー


「....ふーん、昨日からか......まあ、お互い様...嗚呼、違うね!僕の方がマシだ!何たって僕はまだ被害を受けていない!あの目は君が言うように獰猛な眼差しで僕を見た時は本当に気持ち悪かったけど、それが−−だったら全然気持ち悪くないし君のようにはならないからね!」

 意味深に呟いてから先程のぐだーっと机に突っ伏して疲れきった姿から一変しふふんと何時ものように自信満々にも聞こえる声音で言ったのは

 江戸川 乱歩(えどがわ らんぽ)、この探偵社を支えているといっても良いほどに数々の難事件を瞬時に解決している名探偵だ、26才の青年で性格は自由奔放。異能力は「超推理」だが、その実(じつ)は異能力ではなく、観察と推断を基礎として、一瞬で論理的結論を導きだした推理で、誰もが持つ思考力を働かせた結果、その超人的な推理力は社員たちの尊敬を集め子供のような態度を咎められることもないほどだ

 そんな乱歩さんの気紛れ会話に巻き込まれている真っ最中の少年は、中島 敦(なかじま あつし)と云う名で銀に近い白の右側だけ一房垂れている不揃いの耳に掛かるか掛からない程度の髪、身長は170cmで乱歩より少し高い。性格は「探偵社・西のヘタレ」と呼ばれるほど気の弱い男だが、心優しくいざというときには自らを犠牲にしても他人を守ろうとする大胆な行動をとることもある。異能力は「月下獣」虎に変身する異能力の持ち主だ

 その敦も朝から乱歩さん同様いや、それ以上に窶(やつ)れきっていたが


「ふへ!?え、あ、何もないですよ?!昨日は何もなかった、あんなことは....!と云うよりも思い出したくもないです、昨日のこと全て!.......嗚呼、そうですね、乱歩さんの方が被害受けていない時点で大分マシですよ.....僕なんか身も心もずたぼろにされた思い....ですからね、嗚呼、忘れたい....」

 何かを得心したような言い方をする乱歩に焦りからかあわあわとそれでいて両手で持っていた書類を片手に書類を持ち変えてから手を乱歩の方へ突き出して、その手で身ぶり手振りしながら否定して何とか確信させないようにするが被害を受けてないと云う言葉に隠しきれず、そんなことを愚痴のように溢しよっぽど忘れたいのか項垂れるように頭を下げ、肩を落とした

 あれもこれもそれも、全部、全部!奴のせいだ!あ、芥川に........なんて、いや、会ってない!知らない!僕は知らないぞ!

 そのままの体制で、乱歩さんに気づかれないように小さくぎゅっと拳を固めて強く握り、目を閉じる、閉じてあの日を振り返る、と云っても昨日起きたばかりの出来事だ

 忘れたくても忘れられない日でもあった、その日はーーー

 
 自分に任せられた仕事が終わって家へと帰るだけになった敦は、帰宅する前に買い物へと行こうと決め、探偵社を出てスーパーへ向かっていたが不意に周囲から自分を見ているような視線に気づいた

 突き刺すような周囲の視線に、だが、それは殺意でも悪意でもなくかといって好意的な視線ではない........獲物を見る目、それも食べ物を見る時の目そのもので敦は思わず身震いをする

 ....僕をまるで食べ物を見ているかのような....今まで感じたことない視線が僕に集中してて、何だかとても居づらい....でも、僕が買い物に行く番だしな、残り物はまだあるから今日の分は大丈夫なんだけど、早く上がれたし珍しく太宰さんに仕事押し付けられなかったから....今日行こうと思ったけどと内心で思いながらも

 敦はなるべく周囲から来る視線を気にしないようにしながらスーパーへと続く道を歩く

 本当は商店街で買い物出来たら良いけど、探偵社のお母さん(国木田の事)が商店街より寮からも近く商店街よりも安いと云うのでなるべく節約したいと思っている敦は買い物するならそこと云うように気づいたら足が向かうほど馴れ親しんだスーパーでもある

 今更馴れていない不馴れな商店街に行ったら、絶対に目移りするし、スーパーよりも手間がかかる、そこまで所持金がある訳じゃない、それに家には同居人が居る

 振り切ってから、スーパーに行ってそれから家に帰ろう

 歩きながらも未だに消えない周囲の食べ物を見るかのような視線にそう云う結論に至った敦は、駆け出した

 周囲の視線から逃れるのともしかしたらつけられるかも知れないとの思いで駆け出して、人があまり居ないとされる入り組んだ路地裏をジグザグに走る

 害はないとは思うけれど正直言ってあの視線に堪えきれるほどの気前は持っていなかったため、自分が思っている以上に全力で走っていたので、数十分後には路地裏でぜいぜいと走っている間、息をまともにするのを忘れていたようで思いの外、戦闘する時よりも大分体力と気力がなくなっていた

 暑さを外へ逃がそうとしている犬のようにはっはっはっと息を吐き出しつつも肩を大きく上下に動かしてもう、大丈夫だろうか?との思いで頭を下げていた状態からゆっくり頭を上げつつ、息を何とか整えようと呼吸を繰り返して


「え」

 辺りを見回す前に、自分の前に人が居ることに気付いて、第一に上げた声は安心から来たものではなく発する言葉を失うようなものだった

 それもそのはず、目の前に居る人以外にも、見るからにがらの悪い連中が自分の周囲を囲んでいたからもあるが、あの獰猛な猛獣...嘗(かつ)てそれが自分の異能とは知らずに怯えていたあの虎が自分を見る時の目、獲物を見る目、まるで自分を食べ物として見るかのような目をした人もちらほらいて、その目を間近に見てしまった敦はたじろいだように後ろに一歩下がるも

 その時に何故か、何故だか分からないけど、アイツが云った言葉が脳裏に過った、自分でもよく分からないが、何とか身を縮こまらず済み、獲物を見るかのような目線から逃れるように伏し目がちになった瞳で目の前に居る相手の胸板辺りを見つつ徐(おもむろ)に口を開く


「あ、あの....僕に何か?出来れば通らせて頂きたいな、なんて....ん?!」

 何されるかも何故自分を囲んでいるのかも、分からないため、声が震えがちになりながらも相手に聞こえるであろう最低限の大きさで最後まで言おうとするが、最後まで言えずに終わってしまう

 それは、敦が喋っている最中に目の前に居る相手に腕を掴まれ、そのまま自分の方へと引っ張って、そのまま敦の唇を奪い、逃がさないと言わんばかりに敦の後頭部をがしりと掴み、唇を舐めてきたからだ


「!!〜〜っ、〜〜っ」

 敦の目の前に居るのは、敦より少し上か同じくらいのがらの悪い男だ、耳に金のピアスを二つつけていて、ゴツい体と国木田さんよりは身長は低く敦より高い男が自分の唇を奪い、更には舐めてくることに、驚きを隠せずに固まったように体を強張らせ、何とか口を開けないように固く口を閉じる

 幾らがらが悪いとしても相手は一般人だ、異能無しで勝てるとは思えないけどとにかく隙を見て逃げないと!

 そう思った敦は、今の状況を把握しようと顔をを動かして何人いるかを確認は後頭部を押さえられているため、横目で可能な限り確認すると同時に同じ男性に唇を舐められている感覚が今更ながらきて声を上げたくなるが、くっと堪えて後頭部を押さえつけている手を振りほどこうとするが出来なかった

 それは、背後にいた人が自分の腰をがしりと持ち、前屈みになるように後ろへずらしたからだ、がくんと今の体制から無理矢理崩された敦は前にいるがらが悪い人の胸板らへんに両手をついてしまいながらも背後にいる人の方へ振り向いて言おうと口を開けるが


「んあ?!な、なにを!んやっ.....ううんっ....あうぅっ」

 ぐるんっと前に居る人に後頭部をがしりと再び押さえられ、無理矢理前を向かせられた敦は、相手に口の中に舌を入れれてびくりっとまた体が強張ったように萎縮するが、何とか相手から離れようとして胸板らへんにつくような形になっていた手で胸板を出来る限る叩くがカチャカチャと自分のベルトやズボンを下ろそうとする手に思わず悲痛に近い声を上げ、下ろそうとしている手を払い除けようとしたが、自分の体勢が前のめりで前の人は自分を支えることをせず、頭を掴むように押さえるだけで、両手で払い除けることが出来ず

 自分の体重が首へと掛かっている苦しさと知らない男に口の中まで舐められ、知らない男性にこんな外で脱がされているという屈.辱で自然と目尻に涙を溜め、口内を深く余すことなく犯.されて、敦はただくぐもったような声しか上げられず、前に倒れそうになるのを前の人の服をぎゅむと掴み、だらしなく口から唾液を溢す

 その間に、背後に居る人は敦のズボンと下着を下まで下ろすと、敦のモ.ノに直に触れてごつごつした手で敦のモ.ノを強く掴んだ


〜〜〜 続きは >>19