大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: 【柵越えで 恋次×アリババ 執筆】【腐】 ( No.32 )
日時: 2017/09/07 20:43
名前: だらく ◆nI0A1IA1oU

〜柵越えで恋アリ【迷宮にて】〜

「モルジアナー、アラジーン!二人とも何処行ったんだよ」

 確かにタイムラグはあるけど、アラジンとモルジアナは待っていてくれると思うし........俺が先に来たとしても来るの遅くないか?

 此処は迷宮(ダンジョン)の中でアリババ達は迷宮攻略に訪れていて、此処は最初に来る場所で地面に八芒星の模様が掛かれているのが何よりの証拠だ

 それなのに、一緒に入ったはずのモルジアナとアラジンの姿はなくその模様のある傍らで先には行かずに何数分もかれこれ待っていたが来る気配はなくとうとう待ちきれなくなったのか、アリババは時より二人の名を居ると思って二人にも聞こえるように呼び掛けながら迷宮内を一人歩くことになった 

 慎重に歩きながらも、二人を探す


___これじゃあ、迷宮攻略どころじゃないな........そういや此処にはどんなジンが居るんだ?

「........というより一人じゃ扉開かねえんじゃなかったか?....アラジンとモルジアナが先に開けいや、アラジンはマギだし、モルジアナは俺の眷族だし........もしかしたら宝物庫に行けねえんじゃ.......扉の前に居たりすっかも!待ってろよ、モルジアナ、アラジン!」

 アリババの云う扉は宝物庫に繋がっていてその扉を開くにはもう一人居ないといけない(アニメ版では)、何故なら扉に掘られている手形は両方左手だったり、右手だったりするからだ

 つまり、一人では迷宮攻略が出来ないと云うことになる

 アリババが云うマギとはこの世界の王の器を選ぶためにいて創成の魔法使いと呼ばれており、数多の奇跡を生み出している存在がアラジンだ、尚アラジンはその他にもソロモンの写し身等と呼ばれていることもあり、マギの中では特殊な存在でもあった

 そして、モルジアナはアリババの眷族であり、アモンの眷属器を所有している。尚、ファナリスという狩猟民族で少数民族でもあった

 眷族になっている者が王の器に選ばれると云う例はないため、宝物庫に行く際の扉、真実の扉と呼ばれている扉は開かないとアリババは思い、真実の扉の前で二人が待っていると信じ、心細さを欠き消すように意気込むと迷宮攻略に集中し始める


 一方、迷宮内の中心部では、イレギュラーが現れた

 イレギュラーである存在は何もない空間から黒い揚羽蝶と共に地に舞い降りて着地すると同時に辺りを見回す


「ん?俺は確か、現世に来たと思ったんだが誤って虚圏(ウェコムンド)に落ちちまったみたいだな........まあ......虚(ホロウ)っぽい淀んだ霊圧がするしそいつを倒してからさっさと尸魂界(ソウル・ソサエティ)に戻ってまた現世へ向かうとするか」

 そのイレギュラーは黒い着物に腰に刀を携え、つり目で赤髪を後ろ上に縛り、刺青が入っている名を阿散井 恋次(あばらい  れんじ)と云う

 恋次は、此処が迷宮の中で全くの別世界だと云うことは当然知る余地もなく此処と少しだけ似ている虚圏だと思い、また虚のような霊圧を感じたことにより、このまま戻って再び現世に行くことはせずにその虚らしき霊圧の者を片付けてから戻ることに決めたらしく、霊圧を辿りながら迷宮を進み始める

 アリババと恋次の位置は近くはないが恋次は迷宮攻略と云うよりはその虚らしき霊圧を追っていて、アリババは迷宮攻略をしている

 当然ながら、迷宮生物が居て、数多の罠が張り巡らされていた。そのため、慎重に歩いていたアリババに魔の手が忍び寄る


「っい....な、何だよこれ、植物だよ、な?くっ、アモンって、ちょっ俺の宝剣!!」

 足を何かに捕られて、びたんっと転ぶようにして思いっきり地面に倒れ、アリババはその何かを見るために自分の足首を見ると植物のような蔓が足首に巻き付かれており、ずるずると自分を本体の元へ運ぶ気で居るのか後ろへ後ろへとアリババを引き摺り始める

 その様にアリババは自分の武器であるアモンが宿った宝剣を手に持とうとするも勘が良いのか触手のような蔓は宝剣をアリババから素早く奪いとった

 奪い本体の元へ引き摺るだけに飽き足らず、蔓はアリババを拘束するように絡みつく


「ッ....う、ぐっ」

 しゅるしゅるっときつく蔓でアリババの両手、胴体、両足を拘束され、肺が圧迫されているのか苦しそうに息を洩らすが、それ以上苦しくはならないことに、この蔓が自分を殺そうとしている訳じゃないと気付いた

__なら、何で何のために捕まえたんだよ?いや、そもそもこの蔓に知性があるのかもわかんねえけど!まさか砂漠の肉食植物のヒヤシンスじゃねえだろうな?!

 喋ることがままならないアリババは心の中でこの蔓否この蔓の本体の真意を確かめるように考えを巡らせるが、酸素が上手く体内に入らない状態ではままならず、ぼーーっとしていきた頭と掠れた視界になるも何とか体内に酸素を取り込もうと口を開くが


「?!あぐっ....うっ」

__ごくんっ........え?え、俺、何か飲んじまった?!

 蔓がアリババの口に入り喉の奥に来ると先端から蜜のような液がどろりと流し込まれ、成す術もなくその液を飲み込んでしまう

 アリババは自分の喉が鳴ったのと喉の奥まで蔓が入っている圧迫感に噎せたように咳き込みながら、酷く動揺する

 そして、何かを飲まされた上に肺が圧迫されて呼吸困難で酸欠だったため朦朧としていたのもあり、その数秒後にアリババは気を失ってしまった


_____続
 

アトガキ
BLEACHとマギの柵越えです、はい(←)

 恋次より日番谷と一角、やちる、砕蜂と夜一が好きですが、何となく恋次をチョイス←

 うちのアリババは(性的な意味で)やられ役です、まあたまにアリババ君攻めになりますが基本BLでは受けですかね

そのうち、BLEACHだけで腐カップリングします、息抜きなのでふとした時に続き書きたいと思います