大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: 【色んな版.権】駄作・雑多缶【ヴァンガード・文スト/執筆中】 ( No.43 )
日時: 2018/09/08 10:56
名前: だらく ◆nI0A1IA1oU

ヴァンガードより三和×ミサキで。【実らないなら、俺を嫌いになってくれ】
※初のノーマルですね。三和は、悟いので、ミサキがアイチの事好きと理解している。けど、自分が抱いた気持ちは簡単には捨てることが出来ずに彼はミサキに嫌われようとして....? 

ーー
 好きに理屈はない。 好きに変わりはない......けど、あいつには好きな人が居る。そんなら応援するのが良い。そんな事は分かっている。 ....この気持ちを抱いて居なかったら、気付いてなかったらそうしているしそうしたい。

「あー、もう。 ぐちゃぐちゃするっての」

 自室で、天井をぼーっと眺めていた三和だったが、気付けば想いに耽(ふけ)っている自分が居て、整理出来ない脳内に軽く癇癪を起こしたように自分の頭を髪を盛大に乱し頭を抑えつつも覇気(はき)がない声で、他の人や仲間、ダチに話している時のテンションとは違い、低く気だるげな口調で呟いた。

___そりゃ、結果は分かっているから告白してもねーちゃんは断るだろう。それは、容易に想像が出来るから。んで、俺はそれでも諦められない、好きな奴が居てもこうやって諦めきれてねえんだからよ

「っは、情けねえよなー。 こう、何つーの俺らしくねえし......俺もカイと行けば良かったかもな」

 とは言うもののいっつも、一人で勝手に行っちまうしよ。と、何となく櫂が行く所、思うことも何となくだが分かってしまうから事前に一人で行くのを阻止出来るのは阻止出来る、しようと思えば幾らでも。でも、そうしなかったのは、櫂の意思を尊重してだった。ただ危ないことはさせない、それが三和だった。

 誰に対してもその人の意思を尊重していたのが、この感情だけこの気持ちだけはそれが出来ない。

 どうしてこんなにも、諦めがつかないんだろうか。どうして、こんなにも強く想ってしまうのか。

 ふとしたら会いたくなる、気付いたら頭の中は彼女の事で占めていて考えてしまう。きっぱりと捨てられたらどんなに楽か、今の関係を壊したくない、今の関係のまま終わりたくない、今以上の関係に成りたいと制御出来ない想いが脳を心を占めて考えれば考える程にパンクしそうでヒートもしそうだった。逃がしようがない熱に頭が可笑しくなりそうで、気持ちを落ち着かせるように三和は首を左右に振ってから深呼吸をする。

「くそ、どうすりゃ良いんだよ。」

 自分が、ねーちゃんを好きにならないで、別の人を好きになっていて同じような想いをしてたら自分が、こんな相談するのは他の誰でもないねーちゃんだけだと思う。しかし、それが出来ず自分の気持ちに素直になっても未練たらしく諦めきれずにずっと引き摺ってしまう、そんな未来しか見えない。

 三和に親身になり好いてくれる人が居たら変わるかもしれないが、そうそう居ないだろう。

_____一時保存。