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「……なぁ、その…夏祭り…とやらに行ってみたいのだが……行かねぇ、か…？…」

僕が呆れてると唐突に言われた。…正直言うとクロハは5年前から身長は余り変わってない、けど、髪は伸びて服も萌え袖とか肩出し系が増えた。元々中性的な顔立ちだったから色気が凄い。…今なんて萌え袖と肩出しの服で、口元隠して言うから…もう誘ってる様にしか見えないんだけど、、

「…おじさん達に同じ事しないなら行っても良いけど」

「？あぁ？」

…あ、駄目だ。分かってない。これは、、絶対するね……まぁ、仕方ないけど…

「はぁ…。…まぁ良いや、行くよ。で、クロハ、浴衣持ってないでしょ」

「浴衣…？このチラシに載ってる人間が来てる服か？」

「うん。て言うかさ、そろそろ人間って言うのやめない？クロハも今は人間何だし、、」

未だに慣れないのか何なのか分からないけど、人を人間と言うクロハに僕は呆れた。だってさ、前は良いかも知れないけど、今はクロハだって人なのに人間って…可笑しいから。てか、僕がちょっと嫌だ

「わ、悪ぃ……何か、慣れねぇから……」

「…はぁ…いい加減慣れてくれない？聞いてると僕が嫌なんだけど…」

「…悪い…言わない様にはしてるんだが……」

「…もう良いよ。ほら、早く浴衣買いに行こう」

このままでは落ち込んだままになると思った僕は浴衣を買いに行く事を促した

「！あ、あぁ」

…嬉しそう。クロハは何時も無表情だけど、偶に表情筋が働く事がある。今も表情が変わった、が直ぐに無表情になった。でも口元が緩んで嬉しそうだったのを僕は見逃さなかった

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まだまだ続きます