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〜in夏祭り会場〜

ヒビヤsaid

まだ夕方なのに祭り会場は既に屋台が並んで賑わってる。…変な奴も居そう…迷子にならないと良いけど、、クロハが

「うわ…やっぱり人多いなぁ、、…迷子にはならないでよ」

「わ、分かってるっつーの…」

…ホントかなぁ。ま、信じてみよ。それにしても、、女装が結構様になってる。ヒヨリに化粧して髪弄って貰ったかいがあった。
メカクシ団以外は僕達の関係の事を知ってて、ヒヨリもその1人だ。

「ん…ヒビヤ、あれは何だ？」

「何、、って…あぁ、金魚掬いだけど、やってみる？」

……金魚掬いって誰でも知ってる筈だけど…クロハはコノハ並に知らないっぽい。

「！あ、あぁ…！」

「じゃ、行こう」

クロハが何かに興味持つって珍しいかも
僕はそんな事を思いながらクロハの手を引いて金魚掬いの屋台へ足を歩めた──

「おじさん、2人分」

「毎度あり！ほい、2人分！」

店番のおじさんから掬い紙を2人分受け取った
…やり方教えないと……

「クロハ、やり方教えるから、見てて」

「ん、分かった」

クロハからの返事を聞き、僕はやり方を教える為にやって見せた
──結果は1匹だけだ。2匹取るつもりだったけど、紙が破れて逃げられたのだ。けどまぁ…いっか

「…さっき僕がしたみたいにすれば良いから、分かったらやってみなよ」

「あぁ…」

クロハがするのを僕は、ただ静かに見守った

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続きます