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シンタローsaid

少しクロハ達と一緒に遊んだ後、2人が良く見える場所で休んでる
外に出る様になってからは体力もソコソコ付いて来てはいるが…やっぱあの2人と長時間遊べる様な体力は俺には無い

「…楽しそうだな、彼奴等」

特にクロハは、あの夏の束縛から解放されて以来楽しそうだった。重荷が外れて気が楽になった証拠なんだろうな

2人の楽しそうな姿に俺は思わず笑みが零れ、写真を撮った

…ほんと来て良かったな。彼奴等が楽しそうな所、アジトじゃ見れないし

「……そう言や今何時だ…」

ふと俺は何時か気になり時計を見た

「…もう12時過ぎか……。…おーい、飯食うかー？」

幸い人はそんなに居なくて少し距離はあっても聞こえたらしい。海に入ってた2人がこっちに向かって来た

「…ご飯……！」

「もうそんな時間になってたんだな…気付かなかった…」

「まぁ、時間忘れる程楽しんでたって事だろ？良いじゃねぇか」

クロハが楽しめてる事が俺は嬉しいよ、、なんて言えたら良いのにな…
俺はそんな思った言葉を伝えずに胸の内にしまい込んだ

「さてと…海の家に行きますか」

「そうだな。僕の隣で早く行きたがってる奴も居るしな」

あぁ……コノハか。ってか、めっちゃ目ぇ輝いてる…