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ヒビヤsaid

何を落としたのか知らない僕はクロハに「何取ったの？」と聞いた、そしたら“ストラップとペアリングのセット”だって言うから驚いた。けど、それと同時に先を越された
付き合った記念日にあげようと思ってたんだけどなぁ……まぁ、クロハから貰えるなら良いや

「へぇ、早速付ける？」

「え…い、良いのか…？」

「嫌ならしないけど」

「い、いや…！した、い」

少し悪戯心で“しない”って言ったら本気にしたらしい。焦ってて可愛いとか思ったのはクロハには当然内緒かな

僕達は早速ストラップを携帯に付けた。ストラップもペア系らしく半分のハートの中に黒猫が向かい合う様に居る物だった。色も水色と黄色で丁度僕らに合う色で良かった。リングも…男には余り合わない様な蝶が1匹真ん中にある物だけど、、嬉しそうだから、やっぱりまぁ、良いかな

「僕、喉乾いたから飲み物買って来るけど、何が良い？」

「え…ぁ、じゃあ…お茶、、」

「分かった。じゃあ、其処で待ってて」

“待ってて”そう言って僕は近くにあった休憩場所を指差して、買いに行った。
でも、それが間違えだった事に気付いた時には遅かった

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続きます。次はモブが出て来ます