大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: カゲプロBL【クロハ受け,主にシン黒コノ】 ( No.41 )
- 日時: 2017/04/07 04:14
- 名前: 殺薇*狂喜の傀儡師*
※死ネタ含みます
シンタローsaid
俺はただ我武者羅に走っていた。俺の愛しい『彼女』…クロハを探してだ
クロハが周りから嫌われている。それを知ったのは帰り道、クロハと別れてからだ
彼奴は何故、嫌われてる事を黙ってた?迷惑になると思って居たのか?…もしそうだとしたら、怒らないといけないな…。んで、俺が守ってやんねーと、きっと両親以外味方は居ないだろう…
「クロハー!クロハ、何処だー!」
お願いだ、クロハ…返事をしてくれ……
…!これは…クロハが良く拾ってる木の実……?もしかしたら、これを辿って行けば…!
無事で居てくれよ…クロハ…っ!
暫くして木の実は途切れた。そしてその先には俺の探していた人が居た。だが…何か可笑しい……何で動いてない…?何で首から上だけが濡れて…首に紐が巻かれてる……?…
「…クロ、ハ……?…」
俺が近付いて名前を呼んでも相手は反応しない。何時もなら何があっても返事は必ず返してくれる…そんな優しい子だ
「…なぁ…クロハ…クロハ……返事、してくれよ……なぁ……」
きっと聞こえなかっただけに違いない、俺はそう思って何度も名前を呼んだ。抱きもした。身体が冷えて冷たかった
「…御前さんや、その猫又、死んどるぞ?」
誰だが知らないおじいさんにクロハが死んでると言われた
「…死……?」
…嘘だ。クロハが死んだなんて嘘に決まってる。だって…今此処で…寝てるじゃないか。ただ、首に紐を巻いて水に当たって冷えてしまってる…だけで……
「…嘘、嘘、嘘……クロハはちゃんと此処に居る…居るんだ……死んでなんかいない…ただ寝てるんだ…きっとそうだ…あぁ、早く帰らないと、此処に居たらクロハにもっと酷い事される…」
俺は寝ている(死んでる)クロハを抱え、家へと帰った
家に着き直ぐに自身の部屋に向かった。クロハはベッドに寝かし、俺は刃物を取り出した
「…クロハ、待っててな…俺も行くから」
クロハの頭をそっと撫でてそう呟き、俺は刃物で自身の手首を深く切り付けた
後は…このまま死ぬのを待つだけだった──