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〜悪魔が棲む森の奥〜

クロハsaid

「…ぅ……ん……此処、は……森か…？…まだ、僕はこの中に…居たのか……」

流石は悪魔が棲む森ってなだけある。悪魔が沢山出て来た。が、殺した。エクソシストでもある僕を殺そうとしたのだろう…馬鹿な奴等だったな。それよりも…こんな所に長居はしたくない…
僕は早く此処から出たく、立ち上がった……筈だ。なのに、足が地に着いた感覚が無い…それ所か何か…違和感があった

僕はその違和感が何なのかを知る為、首を動かした。見える辺りを見た途端、僕は自分の目を疑った。木が…太い枝で俺を拘束していたのだ。枝と言うよりも何か柔らかいものみたいな感覚だったから驚いた

「…いや、驚いてる場合じゃないか。こうも身動きが取れないと…武器も出せぬ……」

僕が抜け出す方法を考えてると突然動いたかと思えば前に突き出されて両手足首に枝が巻き付いた。それも大の字にしてだ…

「…はっ…これは、悪趣味な奴が操ってるってか」

操ってるのは…悪魔だろうな。つか、悪魔しか居ねぇわ…此処に来る人間なんて依頼されない限り来る奴は居ねぇ……いや、依頼されても来ない奴が多いか。こうなるなら、何としてでも断れば良かったな…