大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: ないしょのないしょ ( No.1 )
日時: 2017/05/04 15:18
名前: アイリス

〜ないしょのないしょ〜
(これは小学生のBL小説です)
〜千原真人の場合〜
〜第一話〜
僕は、電車から降りると街の中を見渡した。

「この街は、変わってないな……」

僕は、生まれてから小学一年生までこの街で過ごしていた。
ある事情で小学五年生になってからこの街に帰ってきた。
変わらない町並みを見てほっと胸を撫で下ろす自分がいた。
僕は、鞄を担ぎ直すと歩き出した。
しばらく歩くと山の方に天体展望台が見えてきた。

「懐かしい……まだ天体展望台があったんだ……
明日でも天体展望台を覗いてみよう……」

両手を上げて背伸びをすると歩き出した。
しばらく歩くとお爺ちゃんの家が見えてきた。

「今日からお爺ちゃんの家で過ごすんだよね……」

お爺ちゃんの家を見上げると気を引き締めるみたいに自分の頬を一回叩いた。

「よし、行くぞ!」

気を引き締め直すと家の呼び鈴を押した。
しばらくすると家の扉が開くと家の中からお爺ちゃんが出てきた。

「いらっしゃい、待っていたよ、真人。
いろいろと大変だったみたいだね」

お爺ちゃんは、顔をしわくちゃにしながら優しく微笑んで僕の頭を撫でた。

「今日からお世話になります、お爺ちゃん」

僕の頭を撫でたお爺ちゃんの手を触り嬉しそうに微笑んだ。

「積もる話もあるから家の中に入って、真人」

お爺ちゃんは、僕の鞄を持つと家の中に入って行った。

「お邪魔します、お爺ちゃん」

僕もお爺ちゃんの後を追って家の中に入った。

「お邪魔しますじゃないよ。
今日からこの家が真人の家になるんだからこの場合は、ただいまになるんじゃよ、真人」

お爺ちゃんは、僕の方を振り向いて怒ったように右手を腰に当てながら述べた。

「すいません、その……ただいま、お爺ちゃん」

僕は、恥ずかしそうに顔を赤らめ照れたように控えめにお爺ちゃんを見つめた。

「うん、お帰り、真人」

お爺ちゃんは、僕の態度を見て一回頷き嬉しそうににっこりと微笑んだ。
お爺ちゃんの態度を見て家族として僕を受け入れてくれたのが解りお爺ちゃんの気持ちが嬉しかった。
新しい学校が楽しみでなかなか眠れなくて夜遅くまで起きていた。

「うんん……」

僕は、次の日ゆっくり目を開けると枕元に置いてある目覚まし時計を手に取って時間を確認した。

「わっ、もうこんな時間なの!?
どうしよう遅刻する!?」

僕は、急いでパジャマから洋服に着替えるとランドセルを掴むとリビングに向かった。
リビングでは、お爺ちゃんがコーヒーを飲みながら新聞を読んでいた。

「お爺ちゃん、おはようございます」

お爺ちゃんは、新聞を置いて僕の方を向いた。

「おはよう、真人。
よく眠れた?」

お爺ちゃんは、僕の方に近づいてきた。

「あんまり眠れませんでした。
ごめんなさい、学校を遅刻するからもう行きますね」

僕は、リビングから出て行こうとした。

「待って、真人、パンを持って行きなさい」

お爺ちゃんは、テーブルに置いてあるお皿の上から食パンを掴むと僕に食パンを渡した。

「ありがとうございます、お爺ちゃん。
行ってきます、お爺ちゃん」

僕は、お爺ちゃんから食パンを受け取るとお爺ちゃんの頬にキスをした。

「いってらっしゃい、真人」

お爺ちゃんは、僕の頬にキスをした。
僕は、食パンをかじりながら走って家を出て行った。

「遅刻する、遅刻する、遅刻する!!」

僕は、走りながら住宅街の角を曲がると目の前に同い年くらいの茶髪で髪型は、ショートヘアー、背丈は、123くらいの男の子が現れた。

「げっ!?」
「わっ!?」

僕と突然現れた同じ年くらいの男の子とぶつかると男の子を押し倒すように倒れこんだ。

「痛た……ん、何か柔らかい物を触ってる感触が……」

僕は、右手で触ってる物に目を向けた。
僕は、男の子の股に付いている大事な物を触っていた。
はっと男の子の顔を見ると顔を真っ赤にして怒りを我慢するように体を震わせていた。

「ご、ごめん……」

僕は、慌てて謝りながら男の子から手を放そうとした。

「この変態、何を触ってるんだよ!!」

男の子は、僕に向かって右ストレート(右手で殴る)を放った。

「ぎゃふん!?」

僕は、男の子の右ストレートをくらい吹っ飛ばされるとそのまま地面に倒れこんだ。

「あ〜〜もう朝から痴漢に会うなんて最悪だ!
今度、同じ事したら許さないからな!!」

男の子は、自分の手を下げて両手を握りしめると怒ったように僕を睨んだ。

「いけない、こうしてる暇は、なかたんだ。
あ〜〜〜もう遅刻確定だよ……」

男の子は、ぶつくさ文句を言いながら走って去っていた。

「大変なめに会ったよ……うぅ、まだ頬が痛い……」

僕は、頬を摩りながら立ち上がると学校に向かって走り出した。
学校に着くと職員室の扉を三回叩いた。

「どうぞ、入りなさい」

男性の言葉を聞いて気を引き締めるように両手で頬を叩いて気合を入れた。

「はい、失礼します」

僕は、職員室の扉を開けると職員室に入った。
職員室の窓の机の近くに23歳くらいの黒髪で73分けをしていてメガネをかけている背丈は170くらいの男性が座っていた。

「すいません、寝坊しました」

僕は、男性の方に近づき頭を下げて謝った。

「なかなか来ないから事故に会ったんじゃないかと心配しましたよ。
これからは、遅刻しないように気を付けてくださいね」

男性は、立ち上がって優しく叱りつけた。

「はい、解りました。
本当にすいませんでした」

僕は、頭を深く下げて先生に謝った。

「解ってくれたらのならもう何も言う事は、ありません。
自己紹介がまだでしたね。
私は、真人君のクラスの五年二組の担任の大嵩 雪火と言います。
クラスで困った事が出来たらいつでも先生に相談するんですよ」

雪火先生は、僕の頭を優しく撫でて優しく話してくれた。
僕の頭を撫でて優しくしてくれる先生が嬉しくて学校生活が楽しくてしかたがなかった。

「はい、ありがとうございます。
その時は、よろしくお願いします」
  
僕は、先生にふかふかと頭を下げてこれからお世話になることをお願いした。

「はい、そうしてくださいね。
それでは、教室に案内します」

先生は、満足したように小さく頷きクラスの名簿帳を手に取ると先生に五年二組の教室の前に案内された。

「それでは、名前を呼ばれたら入ってきてくださいね」

先生は、僕の方を向いてこの後の段取りを話すと教室に入って行った。
しばらくすると先生が教室の中から僕の名前を呼ぶ声が聞こえてきた。

「真人君、入ってきなさい」
「はい、失礼します」

僕は、先生の呼びかけに答えると教室のドアを開けると教室の中に入ると教卓の前に立った。

「真人君、自己紹介をお願いしますね」
「はい、解りました」

僕は、白色のチョークで黒板に自分の名前の千原 真人を書いた。

「東京の小学校から転校してきました、千原 真人と言います。
皆さん、よろしくお願いします」

僕は、大声で話すとふかふかと頭を下げて挨拶をした。
僕は、顔を上げると朝に学校の登校途中にぶつかった男の子と目があった。

「あ〜〜〜〜お前は、朝に会った時の変態野郎!!」

男の子は、立ち上がると右手の人差し指を僕を指さして怒りを我慢するように体を震わせて大声で叫んだ。

「だからわざとじゃないって言ってるでしょう!!」

僕は、大声で叫んで反論した。

「二人は、知り合いならちょうどいいですね。
真人君の席は、碧斗君の席の隣にします。
碧斗君、真人君の面倒を見てあげなさい」

先生は、僕の方を向きながら僕の席を案内すると次に碧斗の方を向いて僕の面倒を命令した。

「え〜〜〜〜……
は〜〜〜〜〜……
嫌だけれども真人の面倒を見てやるよ」

碧斗は、嫌そうな顔で不満の声をあげた。
でも直ぐに僕の方を向くと僕と目が合うとため息を吐いて横を向いて照れたように顔を赤らめて頬をかいて僕の面倒を見てくれる事を了承した。
僕は、自分の席に向かうと席に座った。
先生は、僕が席に座ったのを確認すると国語の教科書を開いた。

「それでは、授業を始めます。
教科書の70ページをあけてください」

授業の内容は、前の学校で習ったところで授業についていけそうだった。
一限目の終了のチャイムが鳴り響いた。

「それでは、ここまで」

自分の席に反対側の席の男の子が立ち上がった。

「起立、礼」

男の子の掛け声と共にクラスの全員が立ち上がり頭を下げた。

「「「「「「「ありがとうございました」」」」」」」」

僕達の掛け声と共に先生も頭をさげて僕達掛け声に答えると先生が教室を出て行った。
僕は、教科書とノートを机に直すと黒髪で坊主、背丈は、110くらいの男の子が近づいてきてにやにやしながら話しかけてきた。