大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: カゲプロ×黒バス【柵越えBL】 ( No.2 )
- 日時: 2017/06/23 02:19
- 名前: 殺薇*狂喜の傀儡師*
クロハside
〜赤司家inとある1室〜
…ジャラジャラ……
……相変わらず嫌な音だ…
俺は起き上がる際に聞こえた音に嫌気がさした
「……はぁ…早く外の世界を見たいものだな…」
そう俺は生まれてから1度も外を見た事が無い。まぁそれもそうだ…俺は目隠しをされたまま捨てられた。で、その後に当時はまだ小学生ぐらいであろう征に拾われた訳だが……
「…明らかに可笑しいだろ。年月も大分経った、なのに何故未だに外は見えない所かこの部屋から出れねぇんだよ……」
なんて俺が文句を言って居ると背後から「随分と独り言が大きいんだな?」ある人物のそんな声が聞こえた
俺は咄嗟に振り向き相手を確認した
「征っ!?お前部活とやらは……」
まだ4時も来ていないし何時もなら部活とやらでもっと遅く此処に来る筈の…この家の一人息子で俺の主人でもある『赤司 征十郎』は確かにドアの前に居た
「あぁ、今日は会議があるらしくってね、部活は休みだ。朝にも言った筈だろう?」
……朝……そう言えば何か言っていた気も…しなくは無いが……
何せ俺は朝は特別苦手で完全に起きてる訳でも無い……それ故に聞き流していたのだろう……
「その様子じゃ聞いて無かったみたいだな?」
「う…し、仕方ねぇだろ……猫でもある俺は朝が苦手なんだから……もし聞いてたとしても覚えてねぇよ…」
俺クロハは普通に喋っているが一応猫である。と言ってもほぼ人間の半獣だ
「猫は夜行性だったな。それはすまない」
そんな事を言い謝って来る征。けど…あの顔は反省はしていないな……
今の征の俺を見る目は愛おしい者を見る様な目で、何気に耳や尻尾を撫でる手は何処と無く厭らしいし…手付きのせいで、もどかしかった
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